レトロフィット電気バス
ひとに、自然に、街にやさしい
レトロフィット電気バス。
バス

バスが変わります。
ディーゼルから電気モータへ。
それは環境にやさしい
電気バスの誕生です。

今回のデザインでは、
自然と共に伴走するバスを
テーマにデザイン。

レトロフィット電気バスという
最先端の技術を用いながらも、
自然に寄り添い、
親しみやすいバスのイメージを
その外観からも
感じてもらいたいと思います。

そもそも
レトロフィット電気バスって?

約15年間走った
西日本鉄道株式会社のディーゼルバスの
車両後部にあったエンジンを
モータやリチウムイオンバッテリーに交換して
電気バスへと生まれ変わらせたものです。

にしてつ電気バスの
歴史

最初の電気バスは、1934年~(時期不明)九州電気軌道において
ガソリンの節約を目的に導入されました。
1947年~1954年、ガソリンの入手難に対応するため、
福岡及び久留米地区に導入されています。
その後、低炭素社会実現に向けた取り組みを推進するため、
2019年度に国交省の「地域交通グリーン化事業」補助金を活用して、
アイランドシティ自動車営業所に電気バスを1台導入しています。
現在では、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル達成」に向け、
高性能・低価格な電気バス「レトロフィット電気バス」を開発し、
2022年6月より小倉自動車営業所で試験運行を行っております。

電気バスのメリット

メリットメリット

レトロフィット電気バスの
中身ってこんな感じ

レトロフィット電気バスの車両改造は西鉄グループおよび西鉄車体技術(株)で行っています。一般路線バスとして使用していた車両のエンジンとトランスミッションを取り外し、排気ガスの出ないモータ、モータを動かすバッテリーを10パック搭載し、レトロフィット電気バスに生まれ変わらせています。

車両全体の写真です。

エンジンルーム内にバッテリーパックを4つ搭載しています。

車内入口にバッテリーパックを6つ搭載しています。

バスの運行終了後は次の運行に備えて、営業所構内で充電しています。

※イメージです。

こちらは西鉄車体技術(株)での実際の作業風景となります。
車両後部にあったエンジンとトランスミッションのスペースにモータとバッテリーと搭載している様子です。

《改造の流れ》

①エンジンとトランスミッション取り外し作業

②モータとバッテリーの取付作業

③各部品の結線作業

上記工程の後、
動作チェックを行い試運転をします。

さいごに

2030年に数百台の電気バスを
導入することを目標として、2023年度には
数十台の導入を予定しています。
レトロフィット電気バスが
たくさんの方々に愛される存在になるように
今後も運行をしてまいります。
エヌカケル
西鉄グループ
© NISHI-NIPPON RAILROAD CO., LTD.