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- 2024/12/23 Mon.
【福岡】春吉きんぎょ<冬は話題店の名物鍋でぽっかぽか!>(2)
年末年始は、忘年会や新年会、帰省に合わせた食事会など集まり事が多い時期。寒さが厳しくなるこの季節は、熱々の鍋料理で体の芯から温まりませんか。新鮮そのもののぶりしゃぶ、定番のもつ鍋や水炊きなど、福岡にある話題のお店の名物鍋をご紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「春吉きんぎょ」です。
和の情緒あふれる店内でこだわりの味噌もつ鍋を味わう
福岡市内にもつ鍋を食べられるお店は数多くありますが、洗練された和の空間で食事を楽しみたい方におすすめしたいお店をご紹介します。
2024年3月にグランドオープンした「春吉きんぎょ」は、薬院で約20年続くもつ鍋の人気店「薬院きんぎょ」の2号店。呉服店兼住居だったという建物を改装した一軒家が店舗となっています。「薬院きんぎょ」はおしゃれなもつ鍋店として知られていますが、こちらも負けず劣らず洗練された店構えです。
木々に囲まれた趣ある石畳を抜けた先には、かわいい金魚の暖簾がかかった入口が。その横には水路があり、店内へと水が流れています。
店内には外の水路と繋がる池があり、周りを取り囲むように席が配置されています。心地よい水のせせらぎを聞きながら食事を楽しめるこの雰囲気は魅力的ですね。オープンな座席のほか、掘りごたつ式やテーブル席の個室があり、2階には最大50名が利用できる部屋もあります。
池の中央には立派な金魚が気持ちよさそうに泳いでいました。
多くのもつ鍋店は、味噌や醤油、塩などのバリエーションがありますが、「きんぎょ」は味噌味のもつ鍋を追求。九州味噌を使った誰でも食べやすい「あっさり味噌」と、滋賀県の西京味噌を使い、ニンニクを効かせた「こってり味噌」、2種類のもつ鍋を楽しむことができます。
今回選んだ「あっさり味噌」(1人前1,800円 ※注文は2人前~、写真は2人前)は味噌と地鶏ガラをベースにしたスープに、もつ、キャベツ、ニラ、豆腐などが入っています。たっぷりの揚げゴボウがのっているのも「きんぎょ」のもつ鍋の特徴で、ゴボウの香りや風味がスープにコクをプラスします。すだちの爽やかな酸味と香りもアクセントに。お好みで別添えの鷹の爪やガーリックチップを入れていただきます。
丁寧な処理を施した九州産黒毛和牛のもつはクセがなく、プリプリと柔らかな食感です。あっさり味噌のスープは、しっかりとした味わいでありながら最後まで飽きることなくおいしくいただけました。
シメはちゃんぽんや雑炊のほかに、福岡ならではの「明太バター雑炊」(900円 ※写真)や、ちゃんぽん麺と温泉卵、チーズを入れた「モツボナーラ」(700円)も用意されています。「明太バター雑炊」は明太子のうま味とバターのコクが溶けあい、満足感のある味わいです。
もつ鍋のほかに前菜三種盛り合わせ、博多名物のゴマサバ、博多明太子の天ぷら、牛肉の炭火焼き、シメなどを楽しめる全7品の「豆金魚コース」(1人4,000円)、さらに料理がグレードアップして長浜市場で仕入れる鮮魚の刺身などを楽しめる全9品の「金魚コース」(6,000円)なども用意されています。
おしゃれな内装や繊細な料理は、女子会やデートなどにぴったり。普段とはちょっと違う雰囲気のなかでもつ鍋を楽しみたい時に訪れてみてはいかがでしょうか。
●春吉きんぎょ
住所:福岡市中央区春吉2-6-2
電話:092-791-2600
営業:17:00~24:00(OS23:00)
定休日:不定 ※2024/12/31(火)~2025/1/2(木)は休み
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅より徒歩12分、西鉄バス「春吉」「渡辺通二丁目」バス停より徒歩7分
ホームページ: https://motsunabekingyo.com/
Instagram: @harukin_staff
※記載している情報は2024年12月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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