小倉の中心地を流れる紫川。小倉城付近の川沿いには遊歩道が設けられ、水辺の風景を楽しみながら多くの人が散策を楽しんでいます。

「小倉井筒屋」の裏手の「紫川さくら通り」から川沿いに一本入ったところには桜並木の遊歩道があり、カフェなどが軒を連ねています。

2021年にこの場所にオープンしたのが「mister parlor（ミスターパーラー）」。「泊まれる本屋」がコンセプトのホステル「BOOK AND BED TOKYO」が手がけるカフェで、全国でここだけの展開となります。リゾート地のカフェをイメージしたという店舗は、店内とテラスが一体になった開放的な造りです。

テラス席は大きな木々に囲まれてリラックスできる最高のロケーション。道路からは見えない場所なので、一目も気にならず、ゆったりとした時間を過ごせそうですね。

視線の先には小倉城や市役所の建物、商業施設など小倉らしい風景が広がっています。

人気のフードメニューは、ふわふわで軽めの食感の「ドーナツ」（350円～）。イートインでは温めて提供されるので、アイスクリーム（+100円～）をトッピングして楽しむのがおすすめです。

コーヒーは、ニュージーランドのスペシャルティコーヒーロースター「Coffee Supreme（コーヒースプリーム）」の豆を使用。「ミスターパーラー」では、すっきりとした味わいのなかに爽やかな酸味を感じる豆が選ばれていて、写真の「ラテ」（500円）のほか、さまざまなコーヒーメニューに使用されています。世界TOP10コーヒーロースターにも選ばれた世界的に知られるロースターのコーヒーを味わえるのは、福岡県内で数店舗だけです。

ドリンクを中心にテイクアウトもOK。自家製シロップを使った「レモネード」（580円）は甘さ控えめで暑い季節にぴったりの味わいでした。

「景色を眺めながらのんびり過ごされるお客さまが多いですね。春の桜や夏の花火、冬のイルミネーションなど、季節ごとの風景も素敵ですよ」と店長さん。川からのそよ風や木々の木漏れ日…思わず時間を忘れてしまいそうな居心地のいいカフェです。