2023年8月、宗像市にオープンした「Tonkoya FISH MARKET（トンコヤ フィッシュ マーケット）」は、「新鮮でコスパ抜群！」とSNSでも話題。鮮魚や刺身、魚の惣菜などを販売し、イートインコーナーでは寿司や海鮮丼を提供する話題の鮮魚店です。

店を手がけるのは、宗像・今泉・新宮など、福岡で4店舗の海鮮居酒屋を経営している「Tonkoya Company（とんこや カンパニー）」。「とんこや」の前身は1950（昭和25）年に創業した鮮魚店だそうで、2000年に居酒屋へ業態変更して営業を続けてきました。コロナ禍を経て再び内食へ目を向けることになり「家庭でも気軽に美味しい魚を楽しんでもらいたい」との思いで原点に立ち返ることに。より進化した鮮魚店の開業に至りました。

「“今どきの魚屋さん”をテーマに、地元食材が集まる道の駅のような空間を目指しています」と話すのは、常務の魚住修さん。店内は明るく清潔感があり、天井の梁と鮮やかなブルーの壁が印象的です。魚の鮮度を保ち、鮮魚店特有の臭いを軽減できるという浄水器や非接触型の会計レジを取り入れるなど、快適に利用できるための設備にも力を入れています。

店内に並ぶ魚介はすべて魚住さんやスタッフが毎朝長浜鮮魚市場や鐘崎漁港に出向き、直接目利きをして買い付けているそう。仕入れによる鮮魚の刺身（519円〜）はどれもリーズナブルで、活き締めされた鮮魚（写真）は購入後にさばいてもらうこともできますよ。鮮度と質の良さは折り紙付きです。

店内中央の惣菜コーナーには寿司、海鮮丼、サバ弁当から、あら炊きや一匹ずつ丁寧に骨抜きした大アジフライ、大エビチリといったボリューミーな惣菜もずらり。こちらは居酒屋「とんこや」の総料理長が中心となり作っているそうで、和洋中と料理のラインナップも多彩です。

さらに、店内左奥には20席のイートインスペースがあり、11時から14時までランチセットを提供しています。活きエビなどを盛る豪華な「特上海鮮丼」（1,980円）や「鐘崎産特上穴子箱飯」（1,680円）も人気ですが、今回のお目当てはお寿司。席に案内された後、タッチパネル式のレジで注文・会計を済ませて出来上がりを待ちます。

イートインコーナーは平日でも開店と同時に満席になるほど盛況で、早めの来店がおすすめ。お寿司は注文ごとに料理長や料理人さんが握ってくれますよ。

寿司定食は2種類あり、1日10食限定の「とんこや日本一特盛寿司」（2,980円）を注文しました。こちらは握り寿司10貫に鉄火巻1本分を盛り込むサービスメニューで、何と言ってもそのボリューム感に驚き！ネタもシャリも通常のお寿司よりひと回り以上大きく、ひと口では食べきれないほどです。

肉厚でとろける長崎県産の生本マグロの中トロ、脂がのった天然カンパチや鐘崎産の煮穴子もたまりません。ウニやイクラ、こぼれんばかりの甘エビ軍艦（写真）も実に贅沢です。

ランチメニューにはすべて小鉢、漬物、アラ汁（写真）が付くのもうれしい限り。天然鯛やヒラスなど、新鮮な魚のうま味がじんわりと染み渡ります。

「Tonkoya FISH MARKET」では、お得なイベントを定期開催。写真よりもさらに具材たっぷりなおにぎりを販売する「ごちそうおにぎりDay」や、一貫110円均一の「寿司バイキングデー」、ほぼ原価で刺身を販売する「Tonkoya市」など、見逃せない催しばかりです。日程や詳細をインスタグラムでチェックして、ぜひ出かけてみてくださいね。