長崎の名物グルメのひとつ「トルコライス」は、一皿にピラフやスパゲティ、トンカツなどを載せた洋食メニュー。長崎市内の洋食店や喫茶店などで楽しむことができます。

「ベルナード観光通り」から少し入った場所にある創業50年の「ニッキー・アースティン 万屋町店」は、コロッケやハンバーグなどの洋食に加え、トルコライスが人気を集めるお店。1973年にサラダ専門店として創業しましたが、常連客のリクエストに応えるうちにさまざまな洋食メニューが増えていき、トルコライスも提供するようになったそうです。

店内には古いメニュー表が。1970～80年代の雰囲気を感じますね。このころはまだメニューが限られていますが、現在はトルコライスだけでなんと196種類！ごはんはカレー、ハヤシライス、ピラフなど、メインはポークカツ、チキンカツ、煮込みハンバーグ、コロッケなどから選ぶことができ、好みに合わせたオーダーができます。

「トルコライス703番」（1,375円）は、ドライカレーピラフ、オムレツ、ケチャップスパゲティ、2種類のクリームコロッケ、煮込みハンバーグ、サラダがひと皿に盛られた一番人気のメニューです。

既製品は使用せず、長年腕を振るうコックさんが見事な手際で一つひとつ愛情をこめて手作りするトルコライスはほっとするおいしさ。なかでも「コロッケグランプリ西日本クリーム部門」で金賞を受賞したサクサクのコロッケは必食の味わいです。すべてのトルコライスにサラダがのっているのはサラダ専門店として創業した「ニッキー・アースティン」ならではですね。

2019年に移転リニューアルした現在の店舗。カウンター席からボックス席までがあり、ひとりでもグループでも利用しやすい雰囲気です。席数は十分にありますが、休日のお昼時は行列ができるほどの人気店なので時間に余裕をもって出かけましょう。

「まずはメニューの多さにびっくりしていただき、好きなものをじっくり選んでください。地元の方も観光客の方もみなさんに当店の洋食を楽しんでいただければうれしいです」と2代目店主の濵口託也さん。心地よい雰囲気とおいしいトルコライスを求めて足を運んでみてはいかがでしょうか。