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- 2024/06/03 Mon.
【福岡】ベイクラック<名物パンがずらり!福岡で人気のパン屋さん>(1)
新しいお店も増え、ますます盛り上がりを見せている福岡のベーカリー。今回は路地裏にオープンした話題のお店から北九州にある行列店、小郡市で10年に渡り愛されているベーカリーまで、福岡で人気のパン屋さんをご紹介します。思わず食べたくなる名物パンを求めて、お出かけしませんか?全3回の第1回は福岡市・百道の「BAKELUCK」です。
路地裏に行列が!夫婦で営む隠れ家ベーカリー
百道南公園のそば、緑の庭に囲まれたマンションの1階で焼きたてのおいしさを届けているのが「BAKELUCK」(ベイクラック)。2023年10月16日にオープンし、早くも人気店の仲間入りを果たした注目のパン屋さんです。
表通りからは見えない、路地を進んだ先にある隠れ家ながら、お店の前には開店前から行列が。お店が入居するこちらのマンションは昨年リノベーションが終わったばかりだそうで、緑に囲まれた小道や海外の建物を思わせるエントランスも目を引きます。
お店を営むのは、笑顔がすてきな山口竜大朗さんと彩さん夫妻。聞けば、竜大朗さんは元々イタリアンの料理人、彩さんはパティシエとして、互いに福岡市内のホテルで働いていたそう。「2人ともパンが大好きで、結婚前からよくパン屋さんめぐりをしていたんです。一緒に店を開きたい!という夢が、2人の得意分野と好きなものを合わせてパン屋さんを開きたい!という目標に変わり、そこからパンの道へ進みました」と竜大朗さん。老舗ベーカリー「アンデルセン」や「DEAN & DELUCA」などで腕を磨き、ついに自身のお店をオープンさせました。
店内に並ぶ自慢のパンは約50種類。食パンやバゲットなどの食卓に欠かせないパンから、惣菜パン、菓子パン、サンド、カヌレやケーキなどの焼き菓子まで並び、あれこれ目移りしてしまいます。
全粒粉を混ぜ込んだ高加水のバゲットやライ麦の自家製酵母・サワー種を使った「サワードゥ」は竜大朗さんの自信作。直売所や道の駅で仕入れる旬の食材を使った季節限定のパンも日々登場しています。
中でも見逃せないのは「BAKELUCK」の名物、直径24センチもある「フォカッチャ」です。オリーブオイルを流し込んで焼き上げることで、表面は香ばしくサクッと。国産小麦にレーズン酵母、火を通してゲル状にした米を混ぜることで、生地は驚くほどモッチモチ!岩塩の程よい塩気が生地のおいしさを引き立てています。ホールサイズは1400円、1/2カットは700円、1/4カットは350円で、ホールサイズの購入は予約をしておくと安心です。
さらには、料理人としての竜大朗さんの腕が光る「さばサンド」(450円)も名物の一つ。オーツ麦やカボチャのタネ、ゴマなど数種類のシリアルを合わせたバンズはもっちり風味豊か。7種類のスパイスを使ったマリネ液に一晩漬けて焼き上げたサバのグリルは旨味たっぷりで、レーズンを合わせたキャロットラペ、パクチーの香味も絶妙です。
レモンドリズルケーキ(写真右)やヴィクトリアケーキといったブリティッシュペイストリーも4〜6種類ほどが揃い、手みやげにもおすすめです。
「ベイク=焼くことにこだわりを持って、幸せや喜びを届けられる場所にしたい」。山口さん夫妻のそんな思いが詰まった「BAKELUCK」。幸せなおいしさを求めて、ぜひ出かけてみてください。
●BAKELUCK(ベイクラック)
住所:福岡市早良区百道1-5-1エスペランサ百道102
電話:092-836-5790
営業:10:30〜17:00 ※売り切れ次第閉店
定休日:日・月曜、ほか不定休あり
アクセス:西鉄バス「藤崎」バス停より徒歩3分、「百道」バス停より徒歩3分
Instagram:@bakeluck.f
※記載している情報は2024年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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