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【太宰府】ミドル.<夏におすすめ!おしゃれな空間で楽しむカレー>(2)

【太宰府】ミドル.<夏におすすめ!おしゃれな空間で楽しむカレー>(2)

ピリッとしたスパイスが食欲を刺激し、夏に食べたくなるカレー。カレー激戦区と言われる福岡には数多くの人気店があり、個性豊かな一皿を楽しむことができます。今回は、カフェのように居心地のいいお店のカレーをピックアップしました。全3回の第2回は太宰府市「MIDLE.」です。

太宰府天満宮参道の横道に佇む古民家カフェでミールスを堪能

広大なインドには地域ごとに異なるカレーの文化があり、南インドではライスにカレーやさまざまな副菜を盛った「ミールス」と呼ばれる定食がよく食べられます。スパイスカレーが好きでミールスに興味がありながらも、本格的なものは少しハードルが高いと感じている方もいるはず。そんな方におすすめしたいお店が太宰府にあります。

太宰府天満宮参宮の横道「小鳥居小路」のさらに奥まった場所にある「MIDLE.(ミドル)」は築約130年の古民家を改装したカフェ。オープン時に現れるピンクの看板が目印です。

店主の古賀裕子さんは天神にあるカフェで店長を務めたのち、「MIDLE.」をオープン。現在も天神のカフェのディレクターを務めながら、ご主人と一緒にこの店を切り盛りしています。「常に新しいことが集まる天神も楽しいのですが、のんびりした環境で自分の好きなことができる場所が欲しいと思い、この店を開きました」と古賀さん。賑やかな参道から少し入っただけですが、驚くほど静かで清々しい空気に包まれるこの場所を気に入ったそうです。

元の構造を活かしながら、壁には漆喰を塗り、床には古材を敷き詰めるなどの改装を行った店内は、天井が高く開放的な雰囲気。3面に窓があり、店を取り囲む木々の緑を眺めながら食事を楽しむことができます。

エスニック料理やカレーが好きという古賀さんが作る「MIDLE.」のフードメニューはカレーのみ。「ノンベジ ミールス」、「ベジミールス」、「グリーンカレー」の3種がメニューに並びます。「ミールスはカレーマニア向けのイメージがありますが、知らない人や初めての人にももっと気軽に食べてもらえるようにカフェスタイルで営業しています」と古賀さん。

取材時は「ノンベジ ミールス」(1,500円 ※ドリンク付き)を注文しました。ドリンクはコーヒーや紅茶などのほか、+100円でマサラチャイや自家製ヨーグルトラッシーも選べます。

「ノンベジミールス」は、本日のチキンカレー、野菜のカレー「サンバル」、豆のカレー「ダール」の3種のカレーとバスマティライスや4種類以上の副菜、パパドをワンプレートに盛ったもの。チキンカレーはその日によって異なり、取材時は程よく酸味を効かせたチキンビンダルーでした。まるでポタージュのように濃厚なサンバル、優しい味わいのダール、それぞれのカレーを楽しみつつ、副菜と共に混ぜながら味わうとさまざまな食感や味わいを楽しめます。ボリュームがありながらも野菜たっぷりのカレーは食後の体もすっきり。古賀さん自身もインドに約20日間滞在して毎日野菜中心のカレーを食べていたら、体調が整ったそうです。

デザートはチーズケーキやチョコレートケーキのほか、9月頃まではかき氷が登場。イチゴの果実を使ったかき氷のほか、チャイ、ラッシーなどのフレーバーもあり、なかでもインドでよく飲まれるミルクにターメリックやスパイスを入れた「ゴールデンミルク」をアレンジした「ゴールデンミルクのかき氷」(900円 ※写真はハーフサイズ600円)はお店イチオシの一品。生姜やブラックペッパ―が効いた甘いシロップが霜柱のようにシャリッと薄く削られた氷になじみ、体をクールダウンしてくれます。カレーを食べた後でもおなかに入るように、ハーフサイズも用意されています。

入口にあるかわいい旗は近くにあるヴィンテージ雑貨のお店「BATHHOUSE 太宰府」のオーナーが「MIDLE.」のために探したもの。カレーはもちろん、かき氷やドリンクだけでも利用できるので太宰府散策の合間に立ち寄ってみてください。

●MIDLE.(ミドル)

住所:太宰府市宰府3-2-10
電話:092-922-8325
営業: 11:00~17:00頃
定休日:木・金曜
アクセス:西鉄太宰府線「太宰府」駅より徒歩3分
Instagram: @midle.2017

※記載している情報は2024年7月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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