Entry

特集記事

【福津】南部食堂<夏におすすめ!おしゃれな空間で楽しむカレー>(3)

【福津】南部食堂<夏におすすめ!おしゃれな空間で楽しむカレー>(3)

ピリッとしたスパイスが食欲を刺激し、夏に食べたくなるカレー。カレー激戦区と言われる福岡には数多くの人気店があり、個性豊かな一皿を楽しむことができます。今回は、カフェのように居心地のいいお店のカレーをピックアップしました。全3回の第3回は福津市「南部食堂」です。

元空間デザイナーの店主が営む食堂の名物カレー

西鉄バス「福間駅前」バス停から歩いて5分の便利な場所に2023年7月にオープンした「南部食堂」は、お昼は日替わりセットやカレー、おむすびなど、夜はお酒に合う一品料理を楽しめるお店です。

大通りから一本入った落ち着きのある場所に位置しています。昔ながらの定食屋さんを改装したという店舗は、味わい深さがありながら現代的なセンスを感じられる店構えです。

お店を切り盛りするのは南部さんご夫妻。奥さまの美栄さんが調理を、ご主人の克彦さんが接客を担当しています。以前は福岡市で暮らしていましたが、お子さんが生まれたことをきっかけに福津市に移住。もともと食べることが好きだったという美栄さんは、子育てをしているうちに食への関心が高まっていったそう。2018年からイベントでのお弁当やカレーの販売や間借り営業を始め、2023年に店舗をオープンしました。

美栄さんは空間デザイナーとして働いていた経験を活かし、内装も担当。大がかりな箇所は大工さんに頼みつつ、ほぼふたりで内装を仕上げたそうです。元定食店の名残を感じる長いカウンターもいいですね。

イベント出店していた頃から人気があるカレーは「スパイスキーマ」と福岡市東比恵「わかば薬局」の薬剤師が調合した生薬を使った「薬膳漢方カレー」の2種。取材時は「スパイスキーマ」(1,100円)を選びました。一緒に注文した「クラフトコーラ」(600円)は、「薬膳漢方カレー」と同様に、「わかば薬局」による漢方配合のものです。

「スパイスキーマ」のカレーは、豚肉の挽き肉にカルダモンやクミン、マスタードシードなどさまざまなスパイスを配合。時折ホールスパイスが口に入り、華やかな香りが広がるのも楽しいアクセントです。辛さは食べ進めているとじんわり汗がにじむほど。トッピングの副菜には福津や宗像など地元産の野菜を使用し、季節によって内容が替わります。お米は宮若産のものを使用しているとのことです。

プレートに盛った時の彩りのよさも「南部食堂」の料理の特徴。美栄さんの色彩センスが感じられますね。

「あまり難しいことを考えず、楽しく食卓を囲むことに重きを置いています」と言いながら、食材へのこだわりは十分。産直市場でおいしいと思った農家さんに直接コンタクトを取り、野菜やお米を仕入れることもあるのだそうです。取材時は、旬のスモモを使った季節のドリンクを仕込んでいる最中でした。

Instagramなどを見て、福岡市内からここを目的に福津を訪れる人も多いのだとか。昼も夜もお酒を楽しめますが、ノンアルコールの方も歓迎とのことなので、気軽に足を運んでみてください。

●南部食堂

住所:福津市中央6-1-25
電話:なし
営業:11:30~14:30、17:00~21:00(OS20:30) ※売り切れ次第閉店
定休日:日・月曜
アクセス:西鉄バス「福間駅前」バス停より徒歩5分
Instagram: @nanbu_shokudo
その他:子連れ歓迎

※記載している情報は2024年7月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

※「にしてつニュース」記事内の文章・画像の無断転載および加工・使用は固く禁じます。

この記事をシェア・保存する

  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする
  • LINEでシェアする
  • myrouteに保存

Related posts

こちらもチェック!