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- 2024/06/14 Fri.
【福岡】亜洲界世<旅気分を満喫!福岡の台湾グルメ>(2)
福岡から気軽に足を運べる旅行先、台湾。人々の温かさや豊かな文化、温暖な気候などさまざまな魅力のなかでも、特色あるグルメは旅の大きな目的のひとつです。現地で台湾の味に魅了され、帰国後も恋しくなるという人も多いのではないのでしょうか。そこで今回は福岡で現地の味を楽しめるお店から、一品料理や朝食、スイーツを紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「亜洲界世」です。
進化するメニューが楽しみ!台湾食堂の雰囲気を感じる人気店
福岡市中央区港にある「亜洲界世(あしゅうかいせい)」は、15年以上続く台湾料理店。中心部から少し距離がありますが、わざわざ足繁く通う人も多い人気店です。
お店を切り盛りするのは店主の濵﨑洋平さんと奥さま。もともと福岡市東区にあった飲食店「亜洲界世」で働いていた濵﨑さんは、台湾料理の研究のために台湾へ向かい、日本に帰ってその味を再現していたそう。「台湾は人が優しくて、流れる空気もゆったり。あっさりしていて素朴な料理も新鮮に感じました」と濵﨑さん。その後、東区の店舗が閉店することになったため、濱﨑さんが店名を引き継ぎ2007年、現在の場所に新生「亜洲界世」が誕生しました。
気軽な食堂といった雰囲気の店内は、色とりどりの花が描かれた「客家花布(はっかはなぬの)」と呼ばれる台湾ならではの花柄のテーブルクロスがかけられていて台湾好きの心をくすぐります。
メニューは台湾の気軽な食堂や屋台で親しまれているものが中心。台湾への渡航は50回以上を数える濵﨑さんご夫妻が食べ歩きをしておいしいと思ったものが再現されています。ご夫妻が台湾から帰ってくるたびに新メニューが登場するそうで、それも楽しみのひとつですね。
今回は人気のメニュー3種を作っていただきました。まずは「青野菜炒め」(880円)。旬の青野菜を塩とニンニクで炒めたシンプルでありながら奥深い一皿です。いまの時期はアジア野菜の栽培で知られる小郡市「川辺農園」の空心菜が主役。寒い時期は台湾で「A菜」と呼ばれる油麦菜が使用されます。柔らかな葉とシャキシャキとした茎の食感、後を引く味付けが絶妙です。
台湾では「花枝丸(ホヮジーワン)」と呼ばれる「イカ団子フライ」(750円)は、すりつぶしたイカを団子にして揚げたもの。ザクっとした衣の中にはうま味たっぷりのプリプリとした食感のイカが詰まっていて次々と食べてしまうおいしさです。甘辛いスイートチリソースもよく合います。
台湾屋台の定番料理「香腸」を再現した「台湾ソーセージ」(720円)は、豚の挽き肉に台湾を代表するスパイス「五香粉」や砂糖、台湾のお酒「高粱酒」を入れた自家製。甘めの味付けとスパイスが香るソーセージにピリッと辛い豆板醤を付ければ、台湾ビールのお供にぴったりです。
料理はほかにルーローハンやチーローハン、水餃子、台湾オムレツ、牛肉麺など台湾らしいものが勢揃い。台南名物などめずらしい料理もあるので選ぶのも楽しいですね。
「旅行の予習・復習に来てくださるお客さまも多く、台湾話で盛り上がることもよくあります。現地の気分を味わうために、また情報交換を楽しむためにぜひ台湾好きの方に来てもらえるとうれしいです」と濵﨑さん。6月下旬にはまた台湾に出かけるとのことなので、帰国後には新鮮な台湾話を楽しめそうですね。
●亜洲界世(あしゅうかいせい)
住所:福岡市中央区港2-4-24
電話:092-732-5258
営業: 17:30~22:30(OS22:00) ※予約がおすすめ
定休日:不定 ※2024/6/23(日)~26(水)は休み
アクセス:西鉄バス「港二丁目」バス停より徒歩2分、「大手門三丁目」バス停より徒歩7分
Instagram: @taiwanryori_ashukaisei
※記載している情報は2024年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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