福岡のおでかけや観光に欠かせない太宰府。過ごしやすい秋は多くの人で賑わう季節ですね。西鉄太宰府線「太宰府」駅周辺はもちろん、少し足をのばした場所にも「観世音寺」や「大宰府政庁跡」などの見どころがたくさん。ゆっくり太宰府観光を満喫した帰り道に、2023年9月に「西鉄五条」駅そばにオープンした「en coffee（エン コーヒー）」で夜ごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「en coffee」は「太宰府」駅の近くにあるカフェ「coba café（コバ カフェ）」の姉妹店。「西鉄五条」駅から踏切を渡ってすぐの場所に建つビルの2階にあります。「coba cafe」の人気が高く、「行きたくても行きづらい」という声が寄せられていたことを心苦しく思っていた店主・小林理高さんは、より広い場所でゆっくりとカフェタイムを楽しんでもらえるようにとこのお店をオープンしました。

広々とした店内は席の間隔が広く、ゆったりとした雰囲気。むき出しの天井や窓枠の錆び、壁のダメージなど時を経た味わいを生かしたスタイリッシュな造りです。大きなテーブルに並ぶ「アーコール」社のヴィンテージチェア、ヨーロッパから取り寄せたレンガで造作したカウンターなど、随所にインテリアのこだわりを感じます。

1～2人のテーブル席から4人がけのソファ席まであり、さまざまなシーンで利用できそうです。通常は18：00までの営業ですが、週末を中心に夜営業を実施。日中と同様に楽しめるデザートやコーヒーはもちろん、しっかりとおなかを満たす料理やナチュラルワインなどのお酒も登場し、素敵な夜の時間を過ごすことができます。

夜のフードメニューのなかから「本日のパスタ」（1,380円）を選び、ミニサラダ、スープ、パンの「パスタセット」（+500円）を追加しました。

取材時のパスタは生ハムがのったジェノベーゼ。バジルとガーリックの香りが際立つソースを絡めたパスタに生ハムの塩気とうま味が加わり、間違いないおいしさです。トッピングの生タマネギやピスタチオも食感や味わいの変化として一役買っています。

パスタセットは、スプラウトやグリルしたタマネギ、ベーコンが入ったサラダ、サツマイモのスープでした。パンは「coba cafe」のそばにある「loop a bread（ループアブレッド）」のカンパーニュです。

夜の営業はワンドリンク制となっていて、ワインバーで働いた経験をもつスタッフが選んだ「ナチュラルワイン」（グラス 800円～）などが用意されています。フランスやイタリアなどヨーロッパ産のワインを中心に国産ワインもあり、料理とのマリアージュを楽しむことができますよ。

単品以外に料理5品にデザートとアフタードリンクが付いたコース（1人3,300円 ※別途1ドリンク、要予約）も。お得かつ華やかなコース料理はちょっとした集まりにもぴったりですね。

夜の時間帯でもコーヒーとデザートだけの利用が可能です。天神「コネクトコーヒー」や沖縄「豆ポレポレ」のコーヒー豆を使ったコーヒーをはじめ、「coba cafe」とはラインナップの異なるデザートが用意されています。

「少人数で営業しているためお待ちいただくこともあるかもしれませんが、ゆっくりとした時間を過ごしたい時にぜひお越しください」と小林さん。秋の夜長、太宰府の新しい夜の魅力を見つけにぜひ訪れてみてください。