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- 2025/10/01 Wed.
【福岡】フィリぺぺ<大満足!個性豊かな福岡のパスタランチ>(1)
食欲の秋にぴったりのパスタランチをチェック!コストパフォーマンス抜群な話題のランチに、開店前から行列ができるフォトジェニックな熟成生パスタ、有名店で腕を磨いたシェフが作る手打ちパスタコースなど、福岡の個性豊かな3軒を紹介します。全3回の第1回は福岡市中央区「filipepe」です。
隠れ家的な空間で、連日満席の大人気ランチを♪
福岡で人気のパスタランチといえば、このお店は外せません。城南線沿いの南薬院エリアでひっそりとした佇まいをみせるイタリア料理店「filipepe(フィリペペ)」です。
2015年に六本松で創業し、2017年に現在の地へ移転した同店。築50年以上の古いビルの3階へ上った先がお店への入口です。
大工さんと一緒にオーナー自らリノベーションを手がけたという店内は、ゆったり落ち着いた雰囲気。漆喰の壁や木の風合いを活かした空間にヴィンテージの家具や照明がセンスよく配され、窓からは柔らかな陽の光が差し込みます。
ランチタイムは平日、休日ともに開店から満席が続く人気ぶり。スープ、サラダ、バゲット付きの「パスタランチ」(1,540円)を基本とし、希望に応じてメイン料理やデザート(各+660円)、ドリンクを追加してコーススタイルで楽しむこともできます。※写真は2025年9月のメニュー
料理の主役となるのは、熊本県上天草市の野菜をはじめとした九州各地から届く旬の食材たち。「食材の持ち味をシンプルに活かし、香り立つ料理を心がけています」と、オーナーシェフの窪田康平さんは話します。
ランチのスープや季節のパスタ、メイン料理は仕入れ食材によって替わり、取材時には「カボチャの冷製スープ」が登場。材料は味付けは塩のみとごくシンプルながら、サラリと広がる夏カボチャの香りやタマネギの甘味がたまりません。
選べるパスタは定番と季節もの各2種類から選べ、今回は定番人気の「生ハムとレモンのクリームスパゲッティ」をいただきました。フランス産のプロシュート(生ハム)をパスタが見えないほどに盛り付けた逸品で、仕上げに削ったレモンピールの香りが爽やか!
チーズとレモン果汁を加えたクリームソースがロングパスタによく絡み、たっぷりと削られた胡椒と生ハムの塩気が食欲をそそります。長時間発酵によって小麦の豊かな風味を引き出している人気ベーカリー「パンストック」のバゲットにソースをつけて食べるのもおすすめです。
プラス660円で追加できる日替わりのメイン料理は、魚料理と肉料理の2種類。写真は皮目をパリッと焼き上げた「アラカブのフライパン焼き」です。香ばしさと甘味のある焼きナスのソース、サクサクに揚げたエリンギの食感と香味もいいアクセントに。
栗やイチジクといった旬の果物で作るデザートも好評で、休日やディナータイムはワインやシードル(リンゴのお酒)と一緒に料理を楽しむ方も多いそう。季節限定メニューはInstagramで紹介されているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
●filipepe(フィリぺぺ)
住所:福岡市中央区警固3-1-28 アーバン警固3F
電話:092-791-8619
営業:11:30〜OS14:30、18:00〜OS21:00
定休日:不定
アクセス:西鉄バス「南薬院」すぐ
Instagram:@filipepe_fuk
※記載している情報は2025年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。