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【福岡】ゴハンのおみせ ten、<福岡のちょっと贅沢なごほうび定食>(1)

【福岡】ゴハンのおみせ ten、<福岡のちょっと贅沢なごほうび定食>(1)

新米が出回るこの時期は、いつも以上にごはんが恋しくなりますね。主菜や副菜、汁物、ごはんをバランスよく楽しめる定食で、おいしいごはんをおなかいっぱい楽しみませんか。今回はちょっと贅沢な気分になれる“ごほうび定食”をご紹介します。全3回の第1回は福岡市南区「ゴハンのおみせ ten、」です。

名店出身の店主が作る和洋融合のスペシャル定食

2025年2月、高宮駅から徒歩3分ほどの場所に、朝倉をはじめとする九州の食材で作る和定食のお店「ゴハンのおみせ ten、」がオープンしました。

通りに面した大きな窓が特徴のモダンな外観。入口のオレンジ色の扉が印象的です。

店主・空閑直希さんは福岡県朝倉市出身。東京のフレンチやイタリアンのお店で腕を磨いたのち福岡に戻り、名店「田中田」(※現在は『お酒と博多小皿 たなかだ』に店名変更)で5年間修業を積んだ経歴の持ち主です。「食べ歩きが好きなのでいろいろな料理を楽しんでいるうちに、昔から日本人が親しんでいる一汁三菜の魅力に気づき、和の基本を身に付けるために『田中田』に入店しました。また離れたことで魅力に気づいた地元・朝倉の食材を使って料理を作りたいと思ったのも福岡に帰ってきた理由です」と空閑さん。

朝倉市のご実家も農業を営んでいるそうで、お店でも野菜の多くは朝倉産を使用しています。また、お米、醤油、味噌なども朝倉産のもの。また器は朝倉郡東峰村の小石原焼と、朝倉づくしなところからも地元への愛が伝わってきます。

ちなみに店名の「ten、」は空閑さんが飼っているネコの名前で、「、」はしっぽを表しているそうです。暖簾や店内にもネコのモチーフが隠れているので探してみてくださいね。

カフェのようにおしゃれな内装の店内。カウンター席とテーブル席があり、ひとりでも複数人でも利用しやすい雰囲気です。

看板メニューは「トリュフ香るステーキなひつまぶし」(2,980円)。空閑さんの洋食と和食の経験が存分に活かされた定食です。

ごはんの上にたっぷりとのっている自家製ローストビーフはA5ランクの九州産黒毛和牛を低温調理したもの。A5ランクのなかでも格付けの高いものを選んで仕入れているそうです。まずはそのまま食べるとしっとりと柔らかなローストビーフはとろけるような至福の味わいが口いっぱいに広がります。刻んだトリュフを加えた醤油ベースのソースも高級感があり、まさに“ごほうび定食”と呼ぶのにぴったりです。

続いて薬味と特製マヨソースをのせていただきます。ニンニク醤油や豆乳を加えたマヨソースのコクと薬味の爽やかな風味が加わり、また違ったおいしさを楽しめます。薬味は季節によって変わり、この日は大葉とカイワレ大根でした。もち麦入りのごはんのプチプチとした食感もアクセントになっています。

最後は、カツオ節と昆布で毎日取る出汁をかけてお茶漬けに。そのままでもうま味たっぷりのローストビーフに出汁のうま味が加わり、おいしさは最高潮。するするっと胃に収まるさっぱりとした味わいで締められるのもいいですね。

副菜や漬物もどれをとっても手がかけられていることを感じるおいしさ。なかでも野菜がたっぷり入ったやさしい味わいの味噌汁は身に沁みるおいしさでした。

季節を感じる食材を使った週替り定食も用意されています。ローストビーフのひつまぶしが定番なので、週替りは魚メインが2種、肉メインが1種のことが多いそうです。夜も定食を楽しむことができますよ。

「今日はちょっと贅沢したいと思うときや体にいいものを食べたいと思うときにぜひお越しください」と空閑さん。心温まる定食屋さんでごほうび時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

●ゴハンのおみせ ten、

住所:福岡市南区玉川町6-11
電話:なし
営業: 11:00~15:00(OS14:30)、17:00~21:00 (OS20:30)
定休日:火曜
アクセス:西鉄天神大牟田線「高宮」駅より徒歩3分
Instagram: @gohannoomise.ten

※記載している情報は2025年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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