「好きなネタを自由に選んで、お腹いっぱい本格的なお寿司を食べたい！」そんな時は、博多港に面した福岡のベイエリアへ足を運びませんか。

訪れたのは「ベイサイドプレイス博多」。福岡の観光名所として知られるこの場所に、福岡随一の人気店「博多豊一」はあります。

「博多豊一」は好きなネタを自由にチョイスして、選んだ分だけを支払うという気軽な「寿司バイキング」を楽しめる海鮮食堂。地元の方はもちろん、県外、海外からの観光客も押し寄せ、平日でも開店前から行列ができるほどの人気ぶりです。

2022年2月にリニューアルした店内は広々と開放的で、テーブルとカウンター合わせて90席もあります。席に案内されたらお皿とトングを取り、お寿司コーナーへ。店内の生け簀で泳ぐ旬の魚介の刺身や浜焼き、海鮮丼などのメニューを味わいたい場合は、卓上のタッチパネルから注文します。

長浜鮮魚市場で毎朝買い付ける新鮮な魚介ネタは50〜60種類あり、どれを選んでもすべて1貫121円均一（テイクアウトは1貫119円）。生本マグロの大トロ、アラ（クエ）、ノドグロ、金目鯛、活アワビ、ウニといった高級ネタまで均一価格とは驚きます。

内容は仕入れによって変わりますが、九州ならではの地魚が揃うのも魅力の一つ。取材時は、鹿児島県産の一本釣り「もちもち生カツオ®たたき」やタチウオ、ヒラスズキ、イトヨリ鯛、石鯛といった逸品ネタも並んでいましたよ。

食べたいネタを皿に取り客席へ戻ったら、スタッフを呼んでお寿司の貫数をカウントしてもらいます。貫数チェックが終わったら後は自由に食べてOK。お寿司を追加で取った場合も、同様に再度カウントしてもらいましょう。赤貝や活ヒラメ、コシナガマグロや石垣鯛もツヤっとハリがあり、目で見ても鮮度の良さが伝わります。

長崎県産の生本マグロの大トロや、大分県産のカボスブリ、五島直送のアコヤ貝もたまらないおいしさ。1貫121円なら気に入ったネタも迷わず追加できますね。

お寿司のお供には、鯛などの鮮魚のアラで作る「漁師汁」（308円）もハズせません。魚のうま味や甘味がギュッと凝縮されています。

店内席が埋まっている場合は、お寿司をテイクアウトして「ベイサイドプレイス博多」内のフリースペースで食べるのもおすすめです。イチオシは、アクアリウムがあるC館2階のフリースペース・テラス席（10：00〜17：00）。帰りに隣接する「博多ポートタワー」の展望室（入場無料 ※休館日あり）へ立ち寄れば、おいしいお寿司と爽快な景色の両方を楽しむことができ、お得な気分になれそうですね。