思わず写真に収めたくなるフォトジェニックなクリスマス限定スイーツを求めて訪れたのは、博多エリアの隠れ家カフェ「KITTO（キット）」。福岡の韓国カフェブームの火付け役としても知られる人気カフェ「AIMAI」が手がける4店舗目として、2023年7月に誕生したお店です。

目印である赤い扉を開くと、そこはまるで別世界。通りの喧騒がスッと遠のき、クラシカルな空間に赤い絨毯と大きなテーブルライトが輝いています。

古き良き西洋の洋館を思わせるアンティーク調のインテリアと、コンクリート打ちっぱなしの壁を生かした現代的なスタイルの融合が「KITTO」のテーマ。どこか非現実的な雰囲気に胸が高鳴ります。

入口で注文を済ませたら、さらに奥のカフェスペースへ。アンティークのテーブルやヴィンテージの椅子を配するフロアは席ごとに少しずつ趣が異なります。店内の装飾は季節やイベントごとに変えているそうで、11月から12月にかけてはクリスマスムード満点。大きなツリーが訪れる人を迎えてくれます。

「KITTO」の名物は、厳選素材を使って作るパティシエ特製のデザートです。12：00〜19：00は「ご褒美ケーキ」を提供し、金、土曜、祝前日の夜（19：00〜22：00）のみ「夜パフェ」を提供。時間帯によって異なるスイーツを楽しめるのも魅力です。

クリスマス限定スイーツは11月から提供が開始され、長くホリデーシーズンを楽しめるのもポイント。2025年は12/25（木）まで、クリスマスツリーをかたどったケーキ「きっとクリスマス」（790円）を味わうことができます。

見た目の可愛さはもちろんのこと、可愛いだけで終わらないのが「KITTO」のデザート。甘さを抑えた香り高い宇治抹茶クリームの中には、北海道産の濃厚なクリームチーズを使用したバスクチーズケーキが。焼き目の香ばしさと滑らかな口当たり、チーズの軽い塩気、雪に見立てたホワイトチョコのクランブルも絶妙です。

続いて、リボンの形をしたメレンゲが可愛い「リボンティラミス」（790円）もクリスマスシーズンにはぴったりのケーキです。北海道産のマスカルポーネチーズで作るクリームの中には、毎朝お店で焼いているチョコレート生地が。生地に染み込ませているティラミスソースは、「AIMAI」の自家焙煎豆で淹れたエスプレッソとベルギー産のチョコレートで作られていて、程よい甘さとほんのりとした苦味がクリームによく合います。

また、コーヒードリンクをメインとする「AIMAI」に対し、「KITTO」はティードリンクを中心に提供。八女市で三代続く有機茶園「千代乃園」の「和紅茶」（640円）はポットサービスとなっています。使用するティーポットはオーストラリア発祥の紅茶メーカー「T2」のもので、注文すると好きなポットのデザインを選べます。

他にも、誕生日をはじめとした特別な日には「バースデーケーキ」を予約することもできます。12/25（木）までは、約2人前の大きさで作る「バースデー きっとクリスマス」（2,900円）もお目見え。通常のケーキは先着順に提供のため予約不可ですが、バースデーケーキはインスタグラムのDMから3日前までの予約制。こちらもぜひチェックしてみてください。

店内はどこを切り取っても絵になり、鏡越しに写真を撮るのもすてき。空間やインテリア、素材と味わいにこだわり抜いたデザートが魅力の「KITTO」なら、きっと心ときめくクリスマスシーズンを過ごせるはずです。