- おでかけ
- 2022/10/28 Fri.
由布まぶし 心 金鱗湖本店<秋を探しに湯布院へ>(4)
おでかけシーズンの秋が到来!だんだん肌寒さを感じるこの時期は西鉄の高速バス「ゆふいん号」で、全国的に有名な温泉地・湯布院を訪れませんか。湯布院は、温泉はもちろん、そのほかにも訪れて楽しいスポットがたくさん。自然や食、アートなど、秋を感じる湯布院の旅をご紹介します。全4回の第4回は「由布まぶし 心」です。
湯布院の食を満喫!3つの食べ方を楽しめる“由布まぶし”
食べ物がおいしい実りの秋。湯布院に行ったら食も存分に満喫しましょう。「由布まぶし 心(しん)」は、湯布院・御三家のひとつに数えられる名宿「山荘無量塔(さんそうむらた)」で和食の腕を磨いた店主・森政博さんのお店。湯布院を訪れる方々に、この場所ならではのおいしいものを食べてもらいたいという思いから、湯布院のお米と豊後牛、由布の地鶏、九州のうなぎを使った3種の「由布まぶし」を考案。すっかり人気の店となり、連日多くの人々が湯布院の味覚を堪能しています。
湯布院を代表する観光スポット、金鱗湖のそばにある「金鱗湖本店」を訪れました。ここのほかに、高速バスが発着する由布院駅前バスセンターのすぐ隣には「湯布院駅前支店」があります。
「由布まぶし」のメニューは3つ。大分県のブランド牛「豊後牛」をふんだんに使った「豊後牛まぶし」(2,700円)、炭火で焼き上げた「豊のシャモ」と大分県産「ハーブ鶏」がのる「地鶏まぶし」(2,500円)、厳選した九州産うなぎを使用した「鰻まぶし」(2,700円)。それぞれにファンが多いそうですが、今回は「豊後牛まぶし」を紹介します。
オーダーごとにご飯を炊きあげるので、注文から提供まで少し時間がかかります。その間は、種類豊富な前菜をいただきましょう。手づくりのゴマ豆腐や煮物、だし巻卵などどれも繊細で優しい味わいです。
そしてお待ちかねの「豊後牛まぶし」!大分の大自然のなかで育った豊後牛のサーロインを特製のタレをつけてじっくりと炭火で焼き、炊きたてごはんの上に並べた贅沢な一品です。ごはんが見えないほどに豊後牛で埋め尽くされていて、期待が高まります。
お米は寒暖差の大きい湯布院で育ったヒトメボレ。契約農家から仕入れるもので、いまの時期はよりおいしい新米を楽しめます。萬古焼の土鍋で一つひとつ炊き上げるふっくらツヤツヤのごはんと豊後牛のサーロインをまぶしていただきます。まず、1杯目はそのまま。炭火の香ばしさを感じる程よく脂ののった牛肉は柔らかく、うまみたっぷり。タレがかかったごはんと一緒に頬張れば至福の味わいです。
2杯目は薬味と一緒に。ワサビや柚子胡椒、山椒など種類豊富な薬味が用意されています。
3杯目はカツオベースの出汁をかけて。出汁茶漬けにすると味も食感も変わり、ますます食が進みます。大分県産のシイタケやヤギが入った辛味噌を少し入れると味わいが深まるので試してみてくださいね。
座敷とテーブル席がある店内。席数は多いですが、観光シーズンのお昼時は混雑が予想されるので、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。テイクアウトや地方発送も可能です。
「湯布院の清らかなお水で育った食材は本当にどれもおいしいですよ。湯布院にいらっしゃった時にはぜひ地のものをお召しあがりください」と女将の森政泉さん。「由布まぶし」を一度食べれば女将さんの言葉の意味を理解できるはず。ランチやちょっと早い夕飯などに訪れてみてはいかがでしょうか。
●由布まぶし 心(しん) 金鱗湖本店
住所:大分県由布市湯布院町川上1492-1
電話:0977-85-7880
営業:10:30~18:30(LO17:30)
定休日:火曜
アクセス:西鉄バス「由布院駅前」バス停より徒歩17分 ※「由布院駅前」バス停そばに「湯布院駅前支店」もあります。
ホームページ: https://www.yufumabushi-shin.com/
Instagram: @yufumabusi_sin
※記載している情報は2022年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。