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ニブンノイチ<冬はポカポカ、温活しよう!>(3)

ニブンノイチ<冬はポカポカ、温活しよう!>(3)

もうすぐ寒い冬がやってきますね。この時期からさまざまな「温活」に取り組んで、寒さに負けず温かく過ごしませんか。空前のブームを巻き起こしているサウナや滞在が楽しくなる工夫が満載の温浴施設、食べて体の中から温まる料理を紹介します。全3回の第3回は福岡市今宿「ニブンノイチ」です。

今宿で話題の「バンゲタン」で体の中から温まる

福岡市今宿にある韓国料理「バンゲタン」の専門店「ニブンノイチ」は、来日15年を数える韓国・ソウル出身のパク カンウさんが切り盛りしています。パクさんは東京で飲食店を経営していましたが、釜山出身の奥さまと結婚したことを機に福岡へ移住。2020年12月にこのお店をオープンしました。

「バンゲタン」は漢字で表すと「半鶏湯」。よく知られる「参鶏湯(サムゲタン)」は、小さな丸鶏のおなかに高麗人参やもち米、薬膳などを詰めて煮込みますが、バンゲタンは薬膳が入ったスープで鶏の半身を煮込む料理です。鶏1/2羽を使うことが「ニブンノイチ」という店名の由来になっています。

アート作品が飾られていたり、ライトが並ぶ店内はまるでカフェのよう。入りやすい雰囲気がうれしいですね。

「若鶏の半鶏湯セット」(1,000円)。バンゲタンと鶏粥or白ごはん、キムチ、タレ2種のセットです。写真は基本のセットで、そのほかにエゴマの粉が入った白セット、ユッケジャン風の赤セット、黒ゴマの黒セット(各1,100円)もあります。

じっくり煮込まれた鶏肉は、箸を入れるとほろっと崩れるほど柔らか。約400gの半身なのでムネやモモ、手羽などさまざまな部位を楽しむことができます。そのままでも十分おいしいですが、唐辛子入りのピリ辛タレ、和辛子と醤油のタレ、卓上の塩と胡椒を付けるとまた味わいが変わります。鶏の下にはスープを含んだもちもちの韓国春雨が入っていて、これもまた美味です。

滋味深く澄んだスープは優しい味付け。桑やハリギリ、五加皮(オガピ)などの韓国薬膳が入っていて、鶏肉のうま味と共においしさが体に沁みわたります。高麗人参は入っていないので、参鶏湯の独特の風味が気になる方も食べやすいのではないでしょうか。食べ終わった後は体がポカポカ。温かいスープ料理はこれからの寒い時期のピッタリですね。

鶏粥は韓国のりとごま油がかかっているので食べ応えもあります。自家製キムチや鶏粥はお代わり無料です。

「バンゲタンは、参鶏湯と似ていながら異なる料理です。参鶏湯と比べることなく新しい料理の発見という気持ちで召し上がってみてください。水炊きなどの鶏料理を好まれる福岡の方々の口にきっと合うと思います」とパクさん。

昼・夜どちらの時間帯も同価格でバンゲタンを楽しむことができるのもうれしいですね。そのほかの韓国料理もありますが、まずはぜひバンゲタンを味わってみてください。

●ニブンノイチ

住所:福岡市西区今宿3-2-55 KRSビル1F
電話:092-600-9906
営業: 11:30~14:30(LO14:00)、17:30~21:30(LO21:00)
定休日:水曜
アクセス:西鉄バス「西警察署前」より徒歩12分
Instagram: @2.bunno.1

※記載している情報は2022年11月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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