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季のせ<センス良し!福岡の褒められ手みやげ>(1)

季のせ<センス良し!福岡の褒められ手みやげ>(1)

春は出会いや別れの季節。また暖かさに誘われて、誰かと会いたくなる頃ですね。お世話になった人や初めましての人への贈り物、友人同士の集まりの差し入れに“手みやげ”を選ぶことも多くなる時期です。おしゃれなパッケージや華やかな見た目など、もらってうれしいのはもちろん、贈る人もうれしくなるような手みやげを紹介します。全3回の第1回は宇美町「季のせ」です。

アートなパッケージに包まれた、新感覚のチョコレート羊羹

安産の神様として知られる宇美町「宇美八幡宮」の境内に店舗を構える和菓子店「季のせ(ときのせ)」。お菓子のおいしさや、格式がありながら現代的に洗練されたパッケージなどが話題を呼び、いまや福岡を代表する和菓子店のひとつとなっています。西鉄大橋駅近くにある駄菓子と和菓子のお店「ひつじや」は、「季のせ」の姉妹店です。

2022年にはブランドリニューアルを行い、ロゴなどを一新。また、新作のお菓子の販売やパッケージのリニューアルなども行われました。

店内に並ぶのは、贈り物や参拝のおみやげに最適な和菓子の数々。「宇美八幡宮」の“子安の石”に見立てた「うみもなか」をはじめ、ブランドリニューアルに合わせて登場した、バニラ風味の皮でカスタードを挟んだ「うぶ衣」やどら焼き「掌」など、日持ちするものから季節を感じる生菓子まで種類はさまざまです。

贈り物の定番・羊羹も、「季のせ」の手にかかるとこんなにおしゃれに。「煌々(こうこう)」(2,799円)は、ベトナム産チョコレートを使用した羊羹に、オレンジや柚子、クランベリーなど5種のフルーツを流し合わせた10~3月の限定商品です。アーティストの松岡亮さんがイラストを手がけるボックスやペーパーバッグも特別感がありますね。4~9月は太陽をイメージした「燦々(さんさん)」が登場します。

冬の夜空に輝く月をイメージしたという「煌々」。ベトナム産のチョコレートは、生産者の支援などを掲げた「カカオトレース認証」を受けたものから、フルーツに合うようにフルーティな味わいのものが選ばれているそうです。濃厚なチョコレートにフルーツのフレッシュな風味が加わった華やかな羊羹は、和菓子の概念を超えた一品。コーヒーにもよく合います。

複数の方へ贈る時にうれしい、小ぶりな羊羹も。ブランドリニューアルに合わせてパッケージが新しくなった「柚子羊羹」(左 550円)、小倉羹「息吹」(中 630円)、「栗羊羹」(右550円)の3種です。箱の中に楊枝が入ったひとり用サイズの羊羹は、もらった方も気軽に楽しむことができますね。

友人との集まりなど、日持ちを考えなくていい場合は生菓子もおすすめ。今の時期は季節商品のなかでも特に人気の高い「いちご大福」(左 300円・12月~4月末限定)が登場しています。福岡県産あまおうを練乳ミルクあんでくるみ、ピンクの羽二重餅で包んだ可憐ないちご大福は、優しい甘さと瑞々しいいちごがたまらないおいしさです。八幡宮の8の字をモチーフにした定番商品「80000大福」(右 195円)は、末広がりに、そして無限大にいいことが続くようにと願いが込められた縁起のいい大福です。

「和菓子作りで大切にしているのは、季節感です。3月からは春の商品が増えるので、お菓子と共に季節の移り変わりを感じてみてください」と店長の山脇喜歩さん。大きなクスノキに囲まれ神聖な雰囲気が漂う「宇美八幡宮」の参拝と併せて、季節の和菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。

●季のせ(ときのせ)

住所:福岡県粕屋郡宇美町宇美1-1-24
電話:092-410-3824
営業:9:30~16:30
定休日:不定
アクセス:西鉄バス「宇美八幡前」バス停すぐ、「宇美町役場入口」より徒歩3分
ホームページ:https://www.tokinose.co.jp/
Instagram: @tokinose

※記載している情報は2023年3月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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