ふわっと軽いくちどけのシフォンケーキはファンの多いスイーツのひとつ。手みやげにするとよろこばれること間違いなしのシフォンケーキ専門店を北九州市からご紹介します。

2019年に誕生した「THE.GOODMOOD（ザ・グッドムード）」は、小さなシフォンケーキ専門店。幼い頃からお菓子作りが好きで、高校生の頃からシフォンケーキの研究を始めたというオーナーの村田奈々美さんが手がけています。大学生の時にもシフォンケーキを販売していた村田さん。一度は就職したものの、自分の店をもつという夢を叶えるために会社を辞め、小倉・魚町商店街のシェアカフェからシフォンケーキのお店作りをスタート。軌道にのったところでこのお店をオープンしました。

シフォンケーキはプレーンやチョコ、アールグレー（各290円）などの定番、季節のフレーバーを合わせて8種前後が並びます。手みやげにしやすい手頃な価格もうれしいですね。5個で100円引き、10個で200円引きとなるセット割引もあります。

「素朴だけど、作り方にこだわれば驚くほどの繊細さを表現できるのが魅力です」という村田さんの言葉通り、「THE GOOD MOOD」のシフォンケーキはきめ細やか。膨張剤は使わず卵の力だけで膨らませ、小麦粉を極力減らすことで、口に入れた時に軽くとろけるような食感に仕上げているそうです。卵は築城町「山平のたまご」を使用するなど、厳選した素材が使われています。

シンプルなシフォンケーキのほかに、季節限定のシフォンケーキサンドも人気。取材時はいちごを挟んだチョコレートのシフォンケーキにハートのクッキーを飾ったバレンタイン仕様でした。記事が掲載される頃には、いちごを使ったホワイトデーバージョンに切り替わっている予定です。いちごはあまおうや「鞍手いちご」など、地元のものが中心に選ばれています。品種の異なるいちごを挟んだ「食べ比べサンド」が登場する日もあるのだとか。

透明の缶にシフォンケーキや生クリーム、いちごを詰め込んだ「苺のシフォンショート缶」（各920円）は、特別な手みやげにいかがでしょうか。いちごや鹿児島県産純生クリームをたっぷり詰め込んだリッチな味わいを楽しめる一品です。

「3月上旬には桜のシフォンケーキなども用意する予定です。いろんなことがある一日のなかで、当店のシフォンケーキでひと息つくことが癒しの時間になり、季節を感じるきっかけになればうれしいです。手みやげはもちろん、ご自身の楽しみにもどうぞ」と村田さん。

その日のラインナップや在庫状況などは、公式Instagramのストーリー機能で随時レポートされるので訪れる前にチェックするのがおすすめです。