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【北九州】おにぎりとみそしる。<早起きして朝食を!福岡のモーニング>(2)

【北九州】おにぎりとみそしる。<早起きして朝食を!福岡のモーニング>(2)

新しい生活が始まる4月。朝早く起きて時間を有効活用する“朝活”を生活に取り入れてみませんか。これからの季節にぴったりなテラス席で楽しむモーニングやしみじみとおいしい和の朝ごはんなどを紹介します。全3回の第2回は北九州市香春口「おにぎりとみそしる。」です。

期間限定営業!大学生店主が手がける心に響く朝ごはん

モーニングというと洋食のイメージがありますが、朝食はごはん派の人にもうれしいお店を北九州で見つけました。

そのお店が入居するのは、北九州市香春口にある築50年以上の長屋を改装したリノベーション長屋「comichiかわらぐち」。

約50mの小道に沿ってカフェや雑貨店、書店など10軒のお店が軒を連ねています。

10号室「THE ROOM 10」のモーニング&ランチタイムに開店する「おにぎりとみそしる。」は、北九州市立大学の学生・猪俣日々希さんが店主を務めるお店。2022年4月から大学を卒業する2024年春頃まで、約2年間の限定営業です。

学業の傍ら、飲食店でアルバイトをしていた猪俣さん。次第にお店を自分でやってみたいと思うようになり、資金を貯めてこのお店を開いたそうです。「人と話したり、出会うことが好きなんです。夜、飲食店でアルバイトをしていた時にたくさんの面白い人と出会ったので、今度は朝の時間帯に活動している人と話してみたいと思い、朝ごはんのお店にしました」。

「おにぎりセット」(800円)は、好きなおにぎり2個とみそ汁、付け合わせ2点のセットです。おにぎり約10種の中から「からしめんたいこ」と「クリームチーズゆかり」を選びました。コロンと丸いおにぎりとツヤツヤの海苔が食欲をそそります。中はもちろん上にも具材がのり、ひと口目からしっかりと具材の味を楽しめるおにぎりです。

おにぎりはそのほかに「こだわりの天然塩」(単品200円)、「だししょうゆのツナマヨ」(単品250円)、「鹿児島枕崎のおかか」(300円)などが用意されています。

おにぎりとみそ汁というシンプルなメニュー構成だからこそ、素材を厳選。お米はすぐそばのお米屋さんに相談し、いろいろな産地や品種のものを食べ比べたうえで、山口県萩市のコシヒカリを選んだそう。おにぎりに合う粒立ちがよくさっぱりとした味わいのお米です。みそ汁の出汁に使うのは、猪俣さんの出身地・鹿児島県枕崎産の鰹節。現地の鰹節工場に足を運び、紹介された門司区の乾物店「奥商店」から削り節を仕入れています。海苔も同じく「奥商店」から仕入れる有明産。そのほかにも塩は宮崎県串間の天然塩、味噌は飯塚市「ヱビス味噌」など、どれもこだわりをもって選んだものです。「大学生というと取り合ってくれないところもあったなか、協力してくださった業者さんにはとても感謝しています」と猪俣さん。

「食事はもちろん、会話や出会いも楽しんでもらえるとうれしいです」という言葉の通り、店内はお客さん同士の会話も弾み、とてもいい雰囲気でした。

2024年春までの期間限定なので、気になる方はお早めに。

●おにぎりとみそしる。

住所:北九州市小倉北区香春口1-5-21 comichi かわらぐち10号
電話:なし
営業:6:00~14:00、日曜、祝日8:00~14:00 ※変更の場合は、Instagramに掲載
定休日:火・木曜 ※変更の場合は、Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「香春口」バス停より徒歩3分
Instagram: @onigiri.misosiru

※記載している情報は2023年4月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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