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【福岡】筥崎荘々<放生会のあるまち、箱崎へ>(2)

【福岡】筥崎荘々<放生会のあるまち、箱崎へ>(2)

福岡の三大祭りのひとつ、筥崎宮の「放生会」が行われる9月は箱崎エリアが一段と活気づく季節です。また最近はわざわざ足を運びたくなるおしゃれなカフェやショップも増え、福岡のなかでも注目のエリアとなっています。今回は筥崎宮の「放生会」と併せて楽しみたい、箱崎のおすすめスポットを紹介します。全4回の第2回は「筥崎荘々」です。

“行きたくなる箱崎”をけん引するショップでランチや喫茶を楽しむ

最近、気になるスポットが増えている箱崎エリア。そのきっかけのひとつとなっている「筥崎荘々(はこざきそうそう)」を訪れました。

九州大学箱崎キャンパス跡地の近くにある古いビルの2階にある、カフェとギャラリーがひとつになったお店です。

階段を上り、扉を開いた先に広がる「筥崎荘々」のカフェスペース。今年の春に内装を変更し、色とりどりのふわりとしたカーテンが付けられました。

どこか幻想的な演出は、古い家具や現代的な装飾と調和し、独特の空間を作り出しています。

食事メニューはスパイスカレーの「筥崎荘々カレー 3種盛り」(1,350円)のみ。内容が変更となる可能性もありますが、しばらくはバターチキンカレー、豚挽肉のハーブ煮込み、夏野菜のココナッツカレーの3種盛りです。31cmのお皿の半分を埋め尽くすほどたっぷりの野菜が添えられているのもうれしいですね。カレーは濃厚なバターチキンカレー、そしてアジアンな風味を感じる豚挽肉のハーブ煮込み、あっさりとした夏野菜のココナッツカレーとそれぞれ異なる味わいを楽しめます。

かき氷も人気のメニューです。「筥崎氷々(はこざきひょうひょう)」(1,600円)は、ほうじ茶ベースのシロップがかかったかき氷の上に、さつまいもモンブランがのった一品。かき氷の中には緑茶寒天やバニラアイスが隠れています。セットのお茶は、国内外の生産地に赴くほどお茶好きのオーナーがセレクトした緑茶やほうじ茶、中国茶(+300円)から選ぶことができます。かき氷で冷たくなった口に温かいお茶が一層おいしく感じられます。

また、プリンを使ったかき氷も登場予定ということで楽しみですね。

こちらを手がけるのは、オーナーの原田謙剛さん。東京やロンドンでクラブDJやゲストハウス運営などをした後、イベント企画の会社に勤務し、独立。その後、小倉のカフェバー「SPITAL」や箱崎のイベントスペース「スピタルハコザキ」を立ち上げ、2018年に「筥崎荘々」をオープンしました。

箱崎が拠点になったのは仕事の縁が偶然繋がったためという原田さんですが、それから古いビルや建物の空き物件を見つけては、お店を開く場所を探している人に紹介したりしているそう。話を聞いてみると箱崎で気になっていたほかのお店にも原田さんが携わっていて驚きました。

また、自ら新しいスペースを作ることもあり、「筥崎荘々」のすぐそばにある「梅津ビル」には洋服や日用品のセレクトショップ「䒾々(いい)」、そして5月末にオープンした喫茶店「アナログ」(写真)が。また、徒歩5分ほどの場所には下宿を改装したその名も「元下宿」というシェアスペースがあります。今後も、紹介した物件やご自身のスペースで新しい動きがあると聞き、ますますこれからの箱崎が楽しみになりました。

●筥崎荘々(はこざきそうそう)

住所:福岡市東区箱崎3-9-38 2F
電話:092-409-8500
営業:11:30~ ※Instagramに掲載
定休日:不定 ※Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「箱崎駅西口」バス停より徒歩5分
Instagram: @hakozaki_soso

※記載している情報は2023年8月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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