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【福岡】フランス菓子 16区<秋のお楽しみ!栗スイーツ>(1)

【福岡】フランス菓子 16区<秋のお楽しみ!栗スイーツ>(1)

収穫の秋は、おいしいものがたくさん!なかでも栗は秋の味覚の代表格。今回は栗を使ったスイーツを紹介します。名店の季節限定商品から、人気カフェのパフェ、フォトジェニックなデザートまで、福岡の多彩な栗スイーツを食べに行きませんか。全3回の第1回は福岡市中央区「フランス菓子 16区」です。

待ち望んでいるファンも多数!この時期だけのマロンパイ

浄水通りの近くにある「フランス菓子 16区」。1981年のオープン以来、福岡を代表する洋菓子店として多くの人に長年愛されています。

オーナーシェフの三嶋隆夫さんは、帝国ホテルで菓子職人としてのキャリアをスタートさせ、のちに渡欧。スイスやフランスでも腕を磨き、高級住宅地パリ16区の洋菓子店で日本人初のシェフを務めた方です。「16区」という店名は、浄水通りにお店を構えることが決まった際に、奥さまがパリ16区と雰囲気が似ているエリアだからとアイデアを出したそうです。また、三嶋シェフが考案した「16区」を代表する焼菓子「ダックワーズ」は、フランスでも作られるほど有名に。「厨房が一番好きです」と笑顔で語り、現在もお菓子作りやお店の経営を手がけている三嶋シェフの姿に元気づけられます。

時には入場制限があるほど、たくさんの人が訪れる「フランス菓子 16区」。この時期、多くの人のお目当ては、秋限定の「マロンパイ」です。

8月下旬~12月中旬頃の限定商品「マロンパイ」(1個507円)。パイ生地に、生クリームやカスタードクリームを配合した栗のクリームを絞り、5日間かけて味つけした栗の渋皮煮を丸ごと1個のせて包んだ贅沢な一品。熊本県の契約農家で生産される栗や、小麦粉より多くのバターを使ったリッチなパイ生地などこだわりの詰まった一品です。サクサク食感と豊かな風味のパイ、秋らしい味わいの栗の渋皮煮、そしてしっとりとした栗のクリーム。すべての調和がとれたマロンパイは、秋の訪れを告げるとともに幸せを運んできてくれます。

マロンパイは創業当時からある商品で、改良を重ねて現在の形になりました。当初は1日に5~6個ほど販売していたものが、現在では1日800~2,000個を焼き上げているそうですよ。

マロンパイのほかに、モンブランやマロンシャンティ(各561円)など栗を使ったケーキはいくつかあり、日によって2種類ほどがショーケースに並びます。

三嶋シェフの目が届く範囲にとどめたいという思いから、支店を出すことなく1店舗だけで営業を続ける「フランス菓子 16区」。おいしさはもちろんのこと、お店に来ている人たち一人ひとりに挨拶をする三嶋シェフの姿に人気の理由を垣間見たような気がしました。有名な老舗の秋の味覚を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

●フランス菓子 16区

住所:福岡市中央区薬院4-20-10
電話:092-531-3011
営業:10:00~18:00、喫茶10:00~17:00
定休日:月曜(祝日の場合営業、翌日休み) ※喫茶は木曜も休み
アクセス:西鉄バス「南薬院」バス停より徒歩2分、「薬院大通り」バス停より徒歩6分
ホームページ: https://www.16ku.jp/
Instagram: @16ku_fukuoka.official

※記載している情報は2023年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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