- おでかけ
- 2024/10/18 Fri.
【久留米】炭焼とりけん<駅ビルがリニューアル!西鉄久留米駅周辺へ>(4)
2024年に開業100周年を迎えた「西鉄久留米」駅。10/12(土)には「エマックス・クルメ」が「レイリア久留米」としてグランドオープン。今回は、これまで以上に楽しめる施設になった駅ビルや、久留米に行ったら訪れたいスポットをご紹介。久留米の魅力を再発見しにぜひ足を運んでみてください。全4回の第4回は「炭焼とりけん」です。
いま久留米で焼鳥を食べるならここ! 希少な高坂鶏を堪能
久留米で過ごす一日の締めくくりに、名物の焼鳥はいかがでしょうか。独自の焼鳥文化が親しまれている久留米では、オリジナリティが光る焼鳥店も人気を集めています。
2018年に昭和通り沿いにオープンした「炭焼とりけん」もそんなお店のひとつ。カジュアルな外観は誰もが入りやすい雰囲気です。
コンクリート打ち放しのスタイリッシュな店内。普段の飲み会はもちろん、特別な日にも訪れたくなる雰囲気ですね。
店主の川津賢司さんは福岡市のスペイン料理店を経て、久留米市の串焼きが看板の居酒屋で働いているうちに、久留米の大衆文化として親しまれている焼鳥とは違った路線の焼鳥店を開くことを考えるようになったそうです。
そこで、もともと顔見知りだった福岡市平尾「鶏と肴 フルヤ」の大将のもとで約2ヶ月間の研修を行うことに。「フルヤ」は兵庫県で生まれ、現在は京都府で生産されているブランド鶏「高坂鶏」の焼鳥で知られている人気店で、川津さんもそのおいしさに魅せられた一人。「炭焼とりけん」を開く際に生産現場を訪ね、希少な高坂鶏を扱えるようになったそうです。
現在、久留米で高坂鶏を味わえるのはここだけ。週に4~5回直送される新鮮な高坂鶏を丸鶏の状態から処理しているため、さまざまな部位を楽しむことができます。
炭火で焼き上げる高坂鶏の焼鳥は1本275円から。取材時は、おすすめの高坂鶏と福岡県のブランド鶏「はかた地どり」の串と刺身盛り合わせをお願いしました。
左から博多地どりの「手羽先」(275円)、「肝」(308円)、高坂鶏の「塩つくね」(308円)、「ねぎま」(308円)。「手羽先」の皮はパリパリとして肉はうま味たっぷり。「肝」はトロリととろける食感です。また、高坂鶏の「塩つくね」は、せせりのミンチをベースにモモ肉などを合わせたもの。肉厚でジューシーなつくねにワサビがいいアクセントになっています。「塩つくね」は特製の野菜ダレが高坂鶏のうま味をさらに増幅。それぞれの串に個性や工夫が感じられ、すべての串を味わってみたくなります。
また焼鳥を持っている器にも注目を。同じ建物の2階にある「クラシノモト」で扱っているお皿や川津さんの出身地・大分県日田市の小鹿田焼のお皿など素敵なものが多く、料理をさらに引き立てています。
新鮮な高坂鶏だからこそ提供できる「刺身盛り合わせ(2人前)」(1,958円)。肝、ズリ、ハツ、ムネ、手羽の盛り合わせで、生のものだけでなく、手羽先はタタキ、ムネは低温調理などの手が加えられています。なかでもごま油と塩で味わうレバーは濃厚なうま味となめらかな舌ざわりを楽しめる人気の一品です。
焼鳥と一緒に楽しむならナチュールワインがおすすめ。ボトルのほか、赤、白、スパークリング(各1杯803円~)が用意されています。この日はポルトガル産のワインをいただきました。ナチュールワインのほか、クラシックワインや日本酒なども揃っています。
焼鳥のほかにも、気の利いた一品料理が充実するほか、「高坂鶏醤油ラーメン」など〆にぴったりの麺類も。ちょっとおしゃれに久留米で焼鳥を楽しみたい時にぜひ思い出して欲しいお店です。
●炭焼とりけん
住所:久留米市通町105-21
電話:0942-34-2089
営業:18:00~24:00(フードOS23:00、ドリンクOS23:30)
定休日:不定
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米」駅より徒歩10分、西鉄バス「通町六丁目」バス停すぐ
Instagram: @sumiyaki_toriken
※記載している情報は2024年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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