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【福岡】オリオリ<雰囲気抜群!福岡の夜スイーツ>(1)

【福岡】オリオリ<雰囲気抜群!福岡の夜スイーツ>(1)

秋の夜長をゆっくり過ごすなら、遅くまで開いている夜カフェはいかがでしょうか。食事やお酒を楽しんだ後の締めに、甘いものが欲しくなる人も多いはず。今回は落ち着いた雰囲気が心地いい、福岡の夜カフェスイーツを紹介します。全3回の第1回は福岡市博多区「OLIOLI」です。

東比恵に行きたくなる!毎月替わる本格デザートが話題のカフェ

その場所を目的にわざわざ足を運びたくなるカフェとして話題を集めている東比恵の「OLIOLI(オリオリ)」。2023年11月のオープン以来、本格的なデザートやおしゃれな空間が評判を呼んでいる人気店です。

博多駅のほど近くであるものの、まち歩きを楽しむというよりオフィス街や住宅街としてのイメージが強い東比恵。カフェもあまりなく、「なぜここに?」というような場所に「OLIOLI」はあります。夜は21:00まで営業しているので、仕事帰りなどにも立ち寄りやすいですね。

店主の松尾陽太さんは福岡のフレンチビストロで働いたのち、フランス・パリの星付きレストランなどで修業した料理人。帰国後はイタリア料理店やカフェなどに勤め、ソムリエ資格の取得や、コーヒーの知識を深めるなどさまざまな経験を重ねてきました。そして独立にあたりまずはひとりでできる範囲でと、デザート中心のカフェを開いたそうです。東比恵を選んだ理由は、「条件に合う物件だったのでここに決めました」とのこと。アクセスの良さや人の行き来の多さに頼らずとも人気店となっているのは、確かな腕に基づくものですね。

店内は、古い足場板を使って造作した大きなカウンターや、ヨーロッパの教会で使われていた椅子が配され、ヴィンテージ感のある空間です。

昼間はカーテンからこぼれる柔らかな光、夜は外の光や照明の灯りが落とす影が印象的です。

デザートの内容は毎月末頃に変わり、旬の素材を使った3~4種類がメニューに並びます。取材時は10月のデザートのなかから、「金木犀のカッサータとみかん」(750円)を注文しました。ドライフルーツやナッツが入ったカッサータをキャラメリゼしたパイで挟み、オレンジソースでマリネした早生みかんを飾った美しいプレートデザート。カッサータのクリームの香り付けやトッピングに使った金木犀の香りが秋を感じさせてくれます。

「ほかにはない素材の組み合わせや、プレートデザートだからできる盛り付けなどを意識してメニューを考えています」という松尾さんの言葉通り、さまざまな味や食感が広がり、奥行きのある複雑なおいしさを楽しめました。10月末頃からは新しいメニューに変わるので、Instagramなどをチェックして出かけてみてください。

ドリンクは「アールグレイ」(450円)を選びました。茶葉はケニアに自社農園をもつ老舗ティーメーカー「ウィリアムソン」のものが選ばれています。アールグレイのベルガモットの香りがデザートのみかんによく合います。そのほかに、フレンチプレスで淹れるコーヒーもおすすめです。

「ひとりでくつろいだり、友達と会話を楽しんだり、ここに来るお客さまそれぞれのいい時間を過ごしてもらいたいと思っています」と松尾さん。丁寧に作られたデザートを味わいながら素敵な空間で過ごす夜は、いい一日の締めくくりになりそうですね。

●OLIOLI(オリオリ)

住所:福岡市博多区東比恵4-4-31 IGビレッジ1F
電話:なし
営業:13:00~22:00(OS21:30) ※2024/11/1(金)から14:00~21:00(OS20:30)
定休日:木曜 ※不定休あり。Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「比恵」バス停より徒歩2分
Instagram: @cafe_cake_olioli

※記載している情報は2024年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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