2024年5月にオープンした「ALLEY STAND（アレイ スタンド）」は、山口県下関市にあるスイーツが評判のカフェ「ALLEY」の姉妹ブランド。「ALLEY」の人気メニューである焼きたてクレープがスピンアウトして生まれた、クレープとミルクティーのお店です。

小倉北区浅野に構えるお店は、真っ白な外壁とオリジナルのロゴマークが目印。店内は木のナチュラルな風合いをうまく取り入れたスタイリッシュな雰囲気で、晴れた日はテラス席でくつろぐのもおすすめ。テラス席のみ愛犬の同伴もOKです。

注文ごとに1枚ずつ焼き上げるクレープ（600円〜）は、スイーツ系とフード系を合わせた12種類のレギュラーメニューと季節限定のシーズナルメニューを用意。「シュガーバターレモン」など、一部イートイン限定メニューを除いてはテイクアウトもできます。

粉の配合に試行錯誤を重ね、約1年をかけて開発したというオリジナルの生地は、商品によって焼き方が変化。「シュガーバター」をはじめとした、“シンプルに生地のおいしさを伝えたい”というメニューは、両面をプレスしながら時間をかけてカリッと焼き上げる“プレスクレープ”に。一方、季節のフルーツを合わせるシーズナルメニューや、野菜などの具材を挟むフード系は、フレッシュな食材とのバランスを考えて片面焼きのモチモチタイプに仕上げているそう。

下関の「ALLEY」は“プレスクレープ”オンリーですが、「ALLEY STAND」では一部を除いて焼き方を選ぶこともできるので、食べ比べてみるのも楽しそうです。

取材時には、5月10日から6月頃まで提供しているシーズナルメニュー「オレンジメープルクレープ」（1,380円）をいただきました。クレープ生地は、バターを塗り、ブラウンシュガーを振って焼き上げたモチモチタイプ。そこにジューシーなオレンジと甘く香ばしいメープルシロップが絡み合います。

さらには、同期間で登場するシーズナルメニューで、数量限定の「チョコバナナミルククレープ」（1,280円）にも注目。モチモチの生地にたっぷりのバナナと、豆乳で作ったプラントベースのチョコ生クリームを巻き込んだ一品です。

しっかりと厚みがあり、断面やオリジナルのお皿もフォトジェニック。乳や卵をはじめとする動物性食品を使用しないプラントベースのクリームはリッチでコクがありながらも口当たりは軽やか。通常の生クリームよりカロリーも甘さも控えめで、バナナとの相性も抜群です。

また、クレープのお供には、もう一つの主役ともいえるオーガニックのフレーバーミルクティーがおすすめ。茶葉には、東京・清澄白河にあるロースイーツ専門店「POSH（ポッシュ）」のオーガニックフレーバーティーを使用しています。フレーバーは4種類あり、シグネチャーはマンゴーとアップルのフレーバーが香る茶葉「Eden」使ったミルクティー（680円）。プラス50円で、ミルクをアーモンド、オーツ、ソイのいずれかに変更するミルクカスタムも可能です。

春から夏にかけては、「アサイーボウル」（1,200円）や「チョコミント」（750円）をはじめとしたひんやり冷たいシェイクも人気。東京・清澄白河に本店を構える人気店「TUTTO（トゥット）」のプラントベースのクラフトヴィーガンジェラートを使っており、こちらも見逃せません。

店内では、「POSH」の紅茶や東京・白金高輪と三田に店舗を構えるベーカリー「ラトリエコッコ」監修のオリジナル焼き菓子も販売。5月23日（金）〜25日（日）は1周年イベントも開催予定だそうなので、こちらもぜひチェックしてみてください。