- 食べる
- 2025/06/13 Fri.
【福岡】ラ パニエ ド ニーム<福岡のカジュアルフレンチでランチ>(1)
たまにはおいしいフランス料理を気軽に味わいたい。そんな時は、肩肘を張らずに楽しめるカジュアルフレンチ店へランチに出かけませんか?閑静な桜坂にあるレストランから人気店出身のシェフが手がける話題のお店、本場の雰囲気さながらのビストロまで、2000円〜3000円台というコストパフォーマンス抜群のランチを紹介します。全3回の第1回は福岡市中央区「ラ パニエ ド ニーム」です。
旬食材たっぷりの華やかフレンチランチ
SNSでも話題のフレンチランチを求めて訪れたのは、2023年1月にリニューアルオープンした「ラ パニエ ド ニーム」。一軒家貸し切りのホームスタイルウェディング施設「フレアージュ桜坂」の1階に併設されたカジュアルレストランです。
レストランは閑静な桜坂の一角に位置。青々とした緑のアーチと石造りのアプローチを抜けて店内へと足を進めます。
大きな窓を据え、南仏の雰囲気をイメージしたという空間は広々と開放的。店舗装花やブライダル装飾などを手掛ける中央区港のフラワーショップ「sakurako」がセレクトする草花も店内を彩ります。
ランチは約3種類あり、「パスタコース」(2,200円)は予約なしでも注文可能。オードブル付きの「パスタコース」(2,700円)や「フレンチコース」は前日19時までの予約制です。「お子様ランチ」(990円)もあるので、子育て世代の方も気兼ねなく訪れることができますね。
取材時には、「フレンチコース Olive」(3,300円)をいただきました。料理を手掛けるのは、フランス料理で有名なひらまつグループのモダンイタリアン「リストランテASO」をはじめ、東京や福岡のレストランで経験を重ねた料理長の八木雄介さん。料理の内容は仕入れ食材によって変わり、この日は「九州産ハマチの軽い昆布締め」を主役にした目にも美しいオードブルからコースがスタートしました。
昆布のパウダーで軽く締めたハマチはうま味が凝縮されていて、ズッキーニや3色のトマト、アスパラガスといった野菜の食感もイキイキ。添えられたフロマージュブランと西京味噌を合わせたソース、ビーツのソース、新タマネギのソースが食材の味をさらに引き立ててくれます。
続いて、自家製のフォカッチャと共に「白菜と蕪 カリフラワーの冷製スープ」が運ばれてきました。ブイヨンなどは使わず、味付けは塩とアクセントのトリュフオイル、ブラックペッパーのみ。とろりとクリーミーな口当たりで、白菜やカリフラワーの甘味、カブのほろ苦さが優しく広がります。
メインディッシュは、うきはや糸島、鹿児島産などを使う豚肉料理、魚料理、鴨の炭火焼き(+700円)、九州産和牛の炭火焼(+1,000円)から予約の際に選ぶことができ、今回は魚料理をいただきました。
提供されたのは福岡県産の「真鯛のポワレ」。真鯛は皮目がパリッ、中はふっくらと焼き上げられていて、白ワインとドライ・ベルモット(白ワインに香草、スパイスなどを配合したフレーバーワイン)で作るノイリーソースもクセに。出汁を含ませたジューシーな大根、縦長いイタリア品種のトマト、タケノコ、ヤングコーンなどのガルニチュールも多彩に添えられ、素材のおいしさを存分に味わえます。
コース最後のお楽しみは、パティシエ特製のデザートとドリンクです。この日はとろける甘夏のソースと日向夏、甘夏のグラニテ、果肉を添えたパンナコッタが登場。甘酸っぱくジューシーな味わいが口いっぱいに広がり、爽やかな初夏の訪れを感じさせてくれました。
その他、食事と一緒に楽しみたいグラスワイン(880円〜)や、季節のフルーツシロップを使ったノンアルコールのソーダなどドリンクも充実。14:00以降に登場するパフェやケーキといったデザートメニューも見逃せません。
普段頑張っている自分へのプチご褒美にもぴったりな「ラ パニエ ド ニーム」のランチコース。ぜひ予約して出かけてみてください。
●La Paniere de Nimes(ラ パニエ ド ニーム)
住所:福岡市中央区桜坂1-6-38 フレアージュ桜坂1F
電話:092-716-1678
営業:ランチ11:00〜14:00(OS13:30)、カフェ14:00〜17:00(OS16:30)
定休日:水曜、ほか土・日曜、祝日不定休
アクセス:西鉄バス「桜坂」バス停より徒歩3分
ホームページ:https://restaurant.novarese.jp/mdy
Instagram:@la_paniere_de_nimes
エリア:福岡エリア、中央区
その他:子連れ歓迎
※記載している情報は2025年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
※「にしてつニュース」記事内の文章・画像の無断転載および加工・使用は固く禁じます。