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- 2025/06/16 Mon.
【福岡】アヒル食堂<福岡のカジュアルフレンチでランチ>(2)
たまにはおいしいフランス料理を気軽に味わいたい。そんな時は、肩肘を張らずに楽しめるカジュアルフレンチ店へランチに出かけませんか?閑静な桜坂にあるレストランから人気店出身のシェフが手がける話題のお店、本場の雰囲気さながらのビストロまで、2000円〜3000円台というコストパフォーマンス抜群のランチを紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「アヒル食堂」です。
味、ボリューム、価格にも満足のランチコース
2024年8月、西鉄平尾駅にも程近い高宮通りにオープンしたのは、食堂のような気軽さで立ち寄れるビストロ。その名も「アヒル食堂」です。
真新しいマンションの1階にある店舗は、高い天井とライブ感のあるオープンキッチン、窓の外に広がる緑も印象的。コンクリートと木材を基調としたスタイリッシュな空間は、肩肘を張らない居心地のよさがあります。
店を営むのは、中央区警固にある人気ビストロ「ビストロ・ミツ」出身のオーナーシェフ・幸(ゆき)辰弥さん。幸さんは子どもの頃から料理人を志し、18歳から27歳まで和食の料理人として腕を磨いていました。しかし、ある時紹介されて訪れた「ビストロ・ミツ」が人生の転機に。
「料理はどれもおいしく、ボリューム満点でリーズナブル。働くスタッフはお客様を喜ばせたいという気持ちにあふれていて、一気に虜になりました。僕もこんな料理が作りたい、人を喜ばせたいと強く思ったんです」。そうして幸さんはすぐさま「ビストロ・ミツ」の平田充シェフに弟子入り。以来、12年にわたり本店や系列店で経験を積み、遂に自身のお店を開業しました。
そして、オープン以来話題のランチがこちら。本日の前菜、旬のお野菜たっぷりサラダ、モロパンのバゲット、選べるメインまで楽しめる「アヒルランチ」(2,200円)です。
最初に登場する「本日の前菜」は食材によって内容が変わります。この日はキャロットラペにサーモンのマリネ、カリカリベーコンを添えたポテトサラダ、新タマネギのブランマンジェが登場しました。
新タマネギの甘味がとろけるブランマンジェの上には、なんとカツオ出汁のジュレとマスの卵が。「ミツで培ったフランス料理の技術はもちろん、元々学んでいた和食の技術も取り入れて自由に、自分ならではの味を出していきたいです」と、幸さんは笑顔で話します。
「モロパン」(南区市崎)のバゲットと共に提供された「旬のお野菜たっぷりサラダ」は、名前の通り新鮮な旬野菜がふんだんに盛り込まれていました。ズッキーニ、紅芯大根、スナップエンドウなど、食感と味わいがとりどりに弾け、新タマネギで作る自家製のドレッシングも美味。
3種類から選べるメインディッシュの肉料理は「きなこ豚肩ロースのグリル」をチョイス。フランスのビストロ定番のメニュー「ステークフリット」を思わせる一皿で、そのボリュームにも驚きました。表面を香ばしく焼き上げた宮崎県産きなこ豚の肩ロースは歯切れよく、くどさのない脂身の甘味も格別。程よい酸味とコクのあるマスタードソースがよく合います。
また、コースには「本日のデザート」(+550円)を追加することもできます。この日のデザートは小麦粉を使わずに作る軽やかで滑らかなガトーショコラと、自家製のあまおうイチゴのアイスクリームでした。
味、ボリューム、価格にも満足のランチは大人気のため、予約をして出かけることをおすすめします。夜はワインが進むオードブルから旬の野菜と魚介料理、お腹いっぱいになれるメイン料理までアラカルトで楽しめるので、こちらもぜひチェックしてみてください。
●アヒル食堂
住所:福岡市南区高宮1-4-10 LINO高宮1F
電話:092-600-4000
営業:11:30〜15:00(OS14:00)、17:00〜23:00(OS22:00)
定休日:日曜 ※その他不定あり
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄平尾」駅より徒歩5分、西鉄バス「高宮二丁目」バス停より徒歩2分
Instagram:@ahirushokudou
エリア:福岡エリア、南区
その他:子連れ歓迎
※記載している情報は2025年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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