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- 2025/06/23 Mon.
【福岡】トイロ<おいしくて体に優しい福岡のグルテンフリースイーツ>(1)
健康志向の高まりにより、目にする機会が増えたグルテンフリースイーツ。福岡にも小麦粉の代わりに米粉などを使って作られるグルテンフリースイーツを提供するカフェやスイーツショップが増えています。ショートケーキやチーズケーキ、シュークリームなど、おいしくてヘルシーなグルテンフリースイーツを楽しんでみませんか。全3回の第1回は福岡市中央区「toiro」です。
すべて小麦粉不使用!管理栄養士が手がける米粉スイーツ専門店
グルテンフリースイーツを探している方にうれしいお店が2024年12月、六本松エリアにオープンました。
城南線の大通りから1本入った静かな住宅街に、米粉スイーツ専門店「toiro(トイロ)」があります。稲穂をモチーフにしたお店のロゴが目印です。
店主・野中理沙さんは管理栄養士として病院で働いていた頃、食べた人の反応を間近に感じられる環境で調理をしたいという想いから飲食店に転職。カフェの立ち上げや商品開発などを経て、このお店をオープンしました。米粉スイーツを作るようになったのは、徳島県のカフェで働いていた頃に米粉スイーツの商品開発をしたことがきっかけ。粉に甘味があり砂糖を減らせることや、体になじむ感覚が気に入ったといいます。「米粉スイーツのおいしさを知ってもらうことで、米粉がもっと広まるといいですね」と野中さん。
焼菓子のいい香りが広がる店内にはカウンター席とテーブル席があり、イートイン・テイクアウトともに可能。野中さんの叔母さまがハンドメイドしたドライフラワーが空間に彩りを添えています。
ショーケースに焼菓子が並ぶほか、ケーキなどの生菓子は黒板にメニューが記されています。内容は日によって異なり、オープン日にはInstagramのストーリーズでその日のラインナップを確認できます。
スイーツはすべて小麦粉の代わりに熊本県産米粉を使って作られています。ほかにもきび砂糖や国産飼料を与えた鶏が産む卵、よつ葉バター、農薬不使用の果物や野菜など、なるべく体に優しいものを選んでいるそうです。
「苺のショートケーキ」(550円)のスポンジは米粉ならではの軽い口どけが特徴で、全体的に甘さも控えめ。フレッシュないちごが手に入らない時は、ほかのフルーツに替わります。また、予約制でホールケーキの販売もあり、バースデーケーキとして注文する人も多いそうです。
農薬不使用のニンジンを使った「キャロットケーキ」(350円)。ニンジンやレーズンが入った生地はしっとりとした食感で、食べ応え十分。ほかにもパウンドケーキやヴィクトリアケーキ、シフォンケーキなど焼菓子の種類も豊富です。
濃い目に淹れたコーヒーとミルクの層が美しい「カフェラテ」(600円)。野中さんが徳島県にいた頃から付き合いのあるロースタリー「コーヒービーンズショップ茉莉花」のコーヒー豆が使われています。紅茶も徳島県「TEA PARTY」の、ネパールから直接買い付ける茶葉を使用。特にチャイの人気が高いそうです。
なめらかで濃厚な「バスクチーズケーキ」(490円)も人気の一品。黒板に書かれたケーキと「ハンドドリップコーヒー アイス」(600円・写真)などのドリンクを一緒に注文すると50円引きになるサービスも。
また、予約販売のクッキー缶も予約を開始するとすぐに品切れになるほど好評。Instagramで予約開始日をお知らせしているので、気になる方はチェックしてみてください。
野中さんは子育て中のため、現在は平日のみの営業となります。時間や営業日が変更する可能性もあるのでInstagramで確認のうえ出かけるのがおすすめです。
●toiro(トイロ)
住所:福岡市中央区谷1-14-8
電話:なし
営業: 火・金曜 10:00~16:00、月・木曜10:00~13:30 ※時間変更の可能性があるため、Instagramを要確認
定休日:水・土・日曜、祝日 ※変更の場合、Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「六本松三丁目」バス停より徒歩2分、「六本松」バス停より徒歩5分
Instagram: @komeko_cafe_toiro
その他:子連れ歓迎
※記載している情報は2025年6月のものです。時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。