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- 2025/09/12 Fri.
【福岡】稚加榮茶寮 大名本店<地元民にもおすすめ!福岡の明太子グルメ>(2)
福岡名物といえば、やっぱり明太子!今回はモーニングにもぴったりな明太子おむすび専門店と、福岡の老舗料亭が手がける茶寮、福岡空港にオープンした人気店の新業態をピックアップ。観光の方はもちろん、地元の方にもおすすめの明太子グルメを紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「稚加榮茶寮 大名本店」です。
明太子が名物の老舗料亭が手がける茶寮
1961(昭和36)年に創業した福岡を代表する老舗料亭であり、自家製の辛子明太子にもファンが多い「博多料亭 稚加榮」。そのセカンドブランドとして2022年4月に誕生したのが、地産地消をテーマにしたカフェ「稚加榮茶寮(ちかえさりょう)」です。
「博多料亭 稚加榮」の一角を改装した店舗は風格あるたたずまい。「マナヅル」「ニホンイシガメ」「雪輪文様」をモチーフにした家紋が目を引きます。
店舗の入口側は「稚加榮」の辛子明太子をはじめとした商品販売コーナーで、その先に喫茶フロアが続いています。黒を基調とした店内はシックな雰囲気。奥には観賞魚が泳ぐ大きな水槽があり、家族連れもくつろぎやすいベンチシートのテーブル席も用意されていました。
茶寮で味わえるのは、旬の果物をふんだんに使うパフェやあんみつなどの甘味。そして「稚加榮」の辛子明太子や九州の山海の幸をふんだんに使ったランチメニュー(OS14:00)です。なかでも人気は「稚加榮の明太スパゲッティ」(サラダ・スープ付き1,540円)。取材時には「明太フランス(ハーフ)付き」(+300円)をいただきました。添えられたサラダの野菜は糸島産が中心で、どれも新鮮そのものです。
粒ぞろいの良質なたらこを厳選し、カツオ節をベースにした料亭の出汁がおいしさの決め手という「稚加榮」の辛子明太子。それをソースにもトッピングにもたっぷりと使った贅沢な一品です。
明太子クリームソースはコクがありながらもくどさはなく、プチッと弾ける明太子の食感と上品なうま味が口いっぱいに広がります。添えられたアスパラガスや、出汁を含ませて揚げたヒラタケ、白髪ネギもいいアクセントに。
その他のメニューには、料亭の生けすから引き上げたヤリイカを使う1日10食限定の「明太子とヤリイカのスパゲッティ」(サラダ・スープ付き1,650円)も用意されています。
また、六本松にある人気ベーカリー「マツパン」とのコラボにより生まれた「稚加榮の明太フランス」も名物の一つ。風味豊かな全粒粉バゲットの間と表面には、バター、青じそ、ニンニクなどを加えた特製の明太フィリングがたっぷりと!
フルサイズ(1本600円)は金・土・日曜のテイクアウト限定販売ですが、ハーフサイズ(写真)は食事メニューに追加オーダーして味わうことができます。
食後や食べ歩きには、テイクアウト限定の明太子を使ったデザート「めんたいソフト」(540円)もおすすめ。熊本県阿蘇のジャージー牛乳で作ったソフトクリームはまるでチーズケーキのようなおいしさ。上に「稚加榮」の乾燥明太子とやげん掘一味唐辛子が振りかけてあり、ピリッとした辛味と塩気がよく合います。
商品販売コーナーには「明太子チーズサンド」をはじめとした常温で持ち運びやすいお菓子や商品もそろっているので、観光時や福岡みやげを探す際にも重宝。「明太フランス」は「稚加榮 福岡空港店」でも金・土・日曜限定で購入できるので、こちらも覚えておくと便利です。
●稚加榮茶寮 大名本店 (ちかえさりょう)
住所:福岡市中央区大名2-2-19
電話:092-401-8778
営業:10:00~18:00(喫茶11:00〜OS17:00、ランチOS14:00)
定休日:不定
アクセス:西鉄バス「赤坂門」バス停より徒歩3分
HP:https://chikae.co.jp/saryo
Instagram:@chikaesaryo
※記載している情報は2025年9月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。