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【柳川】田脇日吉神社<2026年の幸せを願って福岡の神社へお参り>(3)

【柳川】田脇日吉神社<2026年の幸せを願って福岡の神社へお参り>(3)

一年の幸せを願って多くの人が神社にお参りする新春。地元の方も旅行者の方も気持ちを新たに神社を訪れてみませんか。福岡を代表する神社や話題を集める神社などをご紹介します。全3回の第3回は柳川市「田脇日吉神社」です。

社殿建て替えと共に賑わいを取り戻した歴史ある神社

西鉄柳川駅から西鉄バスに乗って約15分、久々原バス停から歩いて6分ほどの場所にある「田脇日吉神社」をご紹介します。

のどかな風景のなかに鎮座する「田脇日吉神社」は、鎌倉時代に創建された830年以上の歴史をもつ神社。国造りの神や薬祖神、大黒さまと呼ばれる大己貴命(オオナムチノミコト)、滋賀県大津市「日吉大社」から勧請した大山咋神(オオヤマクイノミコト)など7柱を御祭神とするほか、創建以前には龍神宮を祀っていたという記録も残っています。

境内には2018年に134年ぶりに建て替えられた新しい社殿があり、清々しい空気に包まれています。この時も参拝に来られた方や、地域の子どもが遊ぶ姿が見られ、多くの人に親しまれていることを感じました。

宮司を務める梅崎由美子さんは、代々続く「田脇日吉神社」の娘として生まれ育ち、長年教師として働いていましたが、社殿の建て替えを機に神社を継承。継ぐ気持ちは全くなかったという梅崎さんの気持ちを変えたのは、見つかった数々の古文書だったそうです。

「古文書には代々伝わる陰陽道の御祈祷や神事の執り行い方など、神社にとって大切なことがすべて事細かに記されています。その一つひとつを紐解いていくと合点の行くことばかり。これを絶やすことはできないと思い、宮司になることを決めました」と梅崎さん。約150年ぶりに、宮司や職員が常駐する神社となり、参拝者も格段に増えたそうです。

神社の行事やお守り、おみくじなども古文書に残されていたものがそのまま再現されています。「追儺祭」期間の2月末頃まで設置されている茅の輪も、藁に白い布を巻いた特有のものです。

「追儺祭」の間は「厄除厄皿」(500円)も用意されています。社務所で受け取った厄皿(かわらけ)を持って茅の輪をくぐり、息を吹きかけた厄皿を厄板に向けて投げて割り、厄を落とすというもの。この期間だけの特別な体験です。

入口の鳥居の隣にある社務所では、お守りやお札などを受けることができます。

江戸時代、柳川藩の姫を重い病から救ったと伝わる「十種神宝」をもとにした護符や手ぬぐいなどこちらならではの授与品が並びます。

ガラスの瓶に入った清め塩や、清め塩と吉守りが入った「わっぱ守り」(500円)など、シンプルで洗練された授与品が多いのも特徴です。

病気平癒や子授け・安産、縁結びなどの御守りは優しさを感じるデザイン。子授け・安産守りの中には、樹齢250年になる境内の榊の実が入っています。榊は実が鈴なりになることから子だくさんの象徴とされているそうです。

身に着けるブレスレットタイプの御守りも、普段の装いになじむおしゃれな印象です。

季節のモチーフを貼り、お香の香りを付けた御朱印も温かみがあります。

かつては現在の土地のすぐそばまで海があり、神社創建前から龍神信仰の拠点になっていたことから、龍神様の祠の再建も計画されています。そのことを広めるために1月末まで頒布されている「龍神クッキー」(各1,000円)も可愛らしいですね。

陶器でできた「龍みくじ」(各770円)の中に入ったおみくじには、簡潔でありながら心に響く言葉が書かれています。

ほかの神社に参拝した時には見かけたことのないものを見たり、話を聞くことができてとても興味深い場所でした。少し足を延ばして訪れてみてはいかがでしょうか。

●田脇日吉神社

住所:柳川市田脇948
電話:0944-72-7273
時間: 参拝自由 ※授与所は10:00~16:00
定休日:不定 ※Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「久々原」バス停より徒歩6分
ホームページ: https://tawakihiyoshi.com/
Instagram: @tawakihiyoshi

※記載している情報は2026年1月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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