- おでかけ
- 2025/04/09 Wed.
【うきは】旅する喫茶 うきは<新しい話題がたくさん!春のうきはへおでかけ>(1)
福岡市内から西鉄電車と西鉄バスを乗り継いで気軽にアクセスできるうきは市は、カフェやレストラン、雑貨店などおしゃれなスポットが集まる人気のエリア。さらにこの1~2年で新しいお店が次々とオープンし、ますます賑わいを見せています。爽やかな気候に恵まれるこの季節に、うきはへおでかけしてみませんか?全3回の第1回は「旅する喫茶 うきは」です。
ノスタルジックな空間で可憐なクリームソーダを
福岡県内のみならず、県外からも注目度が高まるうきは。東京から進出するお店が増えていることも最近の傾向です。そんな先がけとなったお店が2023年にオープンした「旅する喫茶 うきは」です。
吉井白壁の町並みに佇む築100年以上の建物を改装した店内は、1階に喫茶、2階に宿泊のスペースが設けられています。オーナーの恒川寛弥さんの本業は、ミュージシャンなどの衣装制作。その傍ら、息抜きとして続けていたクリームソーダ作りをSNSで発信したところ反響が大きかったことから、全国で出張型の喫茶店「旅する喫茶」をスタートしたそうです。その後、2021年に東京・高円寺に店舗を構え、2号店としてオープンしたのがここ、うきはでした。
恒川さんが2号店を考えていた頃、次の場所についてアンケートを取ったところ、多かったのが福岡県という答え。そこで、県内のいろいろな場所を調べたり見たりして、うきはを2号店の場所に決めました。「旅情感のある風景やゆったりとした時間を過ごせる雰囲気が気に入りました。また、フルーツや野菜など喫茶で使用するための食材が豊富なところにも惹かれました」と恒川さん。これまでは東京と福岡を行ったり来たりしていましたが、この春から福岡に拠点を移して活動を行うとのことで、これからの展開もますます楽しみです。
時を経たテーブルや椅子が並ぶ店内はノスタルジックな雰囲気。特徴的なデザインの照明など古いながらも新鮮さを感じるものが多く、インテリアの一つひとつを見ているだけでも楽しいですね、
恒川さんは喫茶文化が盛んな愛知県出身で、幼い頃からおばあさまと一緒によく喫茶店に行っていたそうです。「その頃、よく頼んでいたのがクリームソーダでした。緑と青を選べて、どちらにするか考えるのも楽しかったですね」という、温かい思い出のなかにあるクリームソーダが「旅する喫茶」の看板メニュー。季節限定や定番商品を合わせて4~5種類が用意されています。
ずっと眺めていたいほど美しいグラデーションの「茜色のクリームソーダ」(1,000円)は、旅の途中で見かけた空の色をモチーフにしたシリーズの定番商品。新潟県佐渡島で見た海に沈む夕日が表現されています。
昭和レトロを感じる「ペアグラスのクリームソーダ」(1,500円)は新メニュー。真ん中に仕切りがあるグラスに入った2色のクリームソーダに、アイスクリームとホイップクリーム、チェリーがのった可憐な一品です。
うきはの旬のフルーツを使った季節限定のクリームソーダが登場することもあるそうなので、出かける前に公式Instagramをチェックしてみてください。
コーヒーはおいしさに定評のあるうきはの地下水に合うように、兵庫県のスペシャルティコーヒー専門店「ゆげ焙煎所」にオーダーしたもの。もう一つの看板メニュー、スパイスカレーには地元産の野菜を使用するなど、うきはらしさを感じられるものばかりです。
日帰りもいいですが、2階にある1日1組限定の宿泊スペースを利用して、ゆっくり滞在を楽しむのもいいですね。より一層深くうきはを知ることができ、魅力の発見に繋がりそうです。
●旅する喫茶 うきは
住所:うきは市吉井町1410-10
電話:なし
営業: 11:00~22:00
定休日:不定 ※Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「吉井駅前」バス停より徒歩3分
ホームページ:https://tabisurukissa-ukiha.com/
Instagram: @tabisurukissa_ukiha
※記載している情報は2025年4月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。
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