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三柱神社<冬の柳川さんぽ>(2)

三柱神社<冬の柳川さんぽ>(2)

「西鉄福岡(天神)」駅から特急列車に乗って約50分。福岡を代表する観光名所、水郷柳川に到着します。2月末まで楽しめる“こたつ舟”での川下りや、2/11(祝・土)から始まる「柳川雛祭りさげもんめぐり」など、この季節だけの体験や見どころもたくさん。そのほか柳川らしさを感じられるスポットも紹介します。全4回の第2回は「三柱神社」です。

柳川観光は、旧城下町を見守る三柱神社からスタート

「西鉄柳川」駅から徒歩6分の場所に鎮座する「三柱神社(みはしらじんじゃ)」は、文政9(1826)年に創建された神社です。「三柱神社」の社名は、初代柳川藩主 立花宗茂公、岳父 戸次(べっき)道雪公、宗茂の妻 誾千代(ぎんちよ)姫の三神を御祭神とすることに由来しています。

柳川城の旧城下町から一本堀を隔てた場所にあり、城の鬼門の方位となることから、鬼門封じとしてこの場所に創られたと伝わります。「柳川を観光する前にご参拝いただき、この場所から旧城下町に入られてはいかがでしょうか」と宮司の立花誠太郎さん。

取材時は年明けすぐだったこともあり、次々と参拝者が訪れていました。境内には柳川市内の施設や店舗からの奉納提灯が飾られ、厚く崇敬されていることを感じます。

立花宗茂は豊臣秀吉の命を受け1587年に初代柳川藩主となりました。その後、1600年の関ヶ原の戦いで西軍に付いたため、領地を没収されることになりますが、それまでの功績や人柄を徳川幕府に認められ、1620年に柳川藩主として復活を果たします。関ヶ原の戦いで西軍に付いた大名のうち、旧領への復帰を果たしたのは立花宗茂だけです。そのため、復活や必勝などのご利益があると言われ、地元の人々のみならず観光客も多く足を運んでいます。

秋季大祭「御賑会(おにぎえ)」の神幸行列の先頭を進む山鉾「どろつくどん」が描かれた「賑守り」(1,000円)は、三柱神社ならではの御守り。そのほかにも、神紋をデザインしたものや、開運、学業、安産などモダンなデザインの御守りを授かることができます。

「鰻登りおみくじ」(300円)は、うなぎが名物の柳川ならでは。可愛らしい張り子のうなぎは参拝の記念になりますね。

用意された竿で釣り上げるのもユニークです。運気も“うなぎのぼり”になることを願って、うなぎ釣りにチャレンジしてみましょう。

御朱印は、一般的なもののほかに月替わりの「季節の御朱印」(1,000円)も用意されています。1月は干支のうさぎと、立花宗茂が柳川の地に再封した400年を記念して作られた「再封達磨」が描かれた2種から選べます。

また、「柳川雛祭りさげもんめぐり」の期間に合わせ、2月上旬~3月下旬頃は社務所「省耕園」で雛飾りとさげもんを展示しています。参拝者は自由に見学が可能ですので、ぜひ足を運んでみてください。※神社の行事により、展示が見られないこともあります。詳細な展示期間などは三柱神社のInstagramでご確認ください。

三柱神社の広大な敷地に入る欄干橋のたもとには、川下り会社「柳川観光開発」の「松月乗船場」もあります。川下りの前に、参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。

●三柱神社(みはしらじんじゃ)

住所:柳川市三橋町高畑323-1
電話:0944-72-3883
時間:参拝自由(社務所は8:00~17:00)
定休日:なし
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄柳川」駅より徒歩6分
ホームページ: http://www13.plala.or.jp/mihashirajinja/
Instagram: @mihashirajinja_official

※記載している情報は2023年1月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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