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【福岡】中司孫太郎稲荷神社<涼を感じる夏の神社へ>(3)

【福岡】中司孫太郎稲荷神社<涼を感じる夏の神社へ>(3)

夏本番のこの時期は、涼を求めて福岡の神社を訪れてみませんか。緑に囲まれた境内や夏ならではの装飾、涼しくなった夜に見られるライトアップなど、暑さを忘れられる光景が待つ神社をご紹介します。全3回の第3回は福岡市中央区「中司孫太郎稲荷神社」です。

新しいネオンも登場!暗闇に浮かび上がる西公園の“サイバー神社”

2022年、西公園に突如現れた稲荷神社のネオン装飾。これまでの神社の印象をがらりと変えるイルミネーションは話題を呼び、その近未来的な様子から“サイバー神社”と呼ばれ、注目のスポットとなっています。

西公園の東側、ふもとから少し上った東側展望台のそばにある「中司孫太郎(なかつかさまごたろう)稲荷神社」。隣接する「光雲(てるも)神社」からもアクセスすることができます。詳細な創建年は不明ですが、江戸時代から続くといわれ、京都の「伏見稲荷大社」から勧請した稲荷神を祀る神社です。

ネオン装飾を始めたきっかけとなったのは、「中司孫太郎稲荷神社」で行われたお祭りを写したこちらの写真。そこに映っていたのはネオンで彩られた鳥居でした。神社を管理する冨永さんは、これをヒントに現代的なセンスあふれるネオンのイルミネーションを考案し、現在の“サイバー神社”が誕生したそうです。

イルミネーションは毎日17:00頃に点灯。日が暮れるにしたがってその姿がくっきりと浮かび上がります。鳥居には「奉納」の文字、そして階段にはずらりと並んだ灯籠が幻想的な光を放ちます。

異空間に迷い込みそうな階段ですが、その先には神社の境内が広がっています。

そして新しい話題も! 2025年7月、御本殿と手水舎に新しいネオンが設置されました。お花見の名所である西公園らしく、桜を取り入れたデザインのものです。

ポップなデザインのネオンはフォトスポットとして人気が高く、この時も複数のグループが撮影を楽しんでいました。

日中の様子もご紹介。こちらが御本殿で、中には稲荷神が祀られています。イルミネーションを楽しむ前に本殿まで上がって参拝をするのがおすすめです。境内には約20社の摂社もあります。

9:00~19:00頃(不在の場合あり)は社務所でお守りや御朱印を受けることができます。

御朱印はさまざまなものがあり、写真の「イルミネーション御朱印」(1枚500円)のほか、月替わりのデザインや、地域猫活動がさかんな西公園ならではの猫の御朱印などが用意されています。

こちらは季節ごとに替わるオールカラーのイラスト御朱印(1枚700円)。

福岡市出身のアニメ・イラスト作家の谷口崇さんがデザインを手がけるお守り(1,000円)やお札ステッカー(500円)も。

神社に設置されていた谷口崇さんが描いた大きな看板も2025年6月にリニューアル。稲荷神社のお狐さまと桜をモチーフにした絵に替わりました。

注目が高まるにつれ、新しい魅力も増えていく「中司孫太郎稲荷神社」。暑さがクールダウンするようなサイバー神社で、夏の夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※夜間に訪れる際は、足元を照らすライトなどがあれば安心です。また、バス停から神社までの道のりには暗い箇所があるので気を付けておでかけください。

●中司孫太郎稲荷神社(なかつかさまごたろういなりじんじゃ)

住所:福岡市中央区西公園13-10
電話:092-781-7434
営業:参拝自由、社務所9:00~19:00頃 ※不在の場合あり ※ライトアップは17:00~22:00頃
定休日:なし
アクセス:西鉄バス「荒戸二丁目」バス停より徒歩10分、「大濠公園」バス停より徒歩14分
Instagram: @nakatsukasainari

※記載している情報は2025年8月のものです。時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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