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- 2025/10/14 Tue.
【福岡】ベイクショップ カナリア<ブーム到来!福岡のスコーンで癒しのティータイム>(2)
定番人気の焼菓子でありながら、にわかにブームを感じさせるスコーンは、秋のティータイムのお供にぴったり。プレート盛りのスコーンや注目の新店、専門店の種類豊富なスコーンなどバリエーション豊富にご紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「Bakeshop CANARIA」です。
毎日のおやつにぴったり、焼き立てのアメリカンベイク
2023年10月、大手門エリアにオープンした「Bakeshop CANARIA(ベイクショップカナリア)」は、アメリカンベイクスイーツをはじめとする焼菓子のお店です。
住宅街のなかでひときわ目を引くおしゃれな店構えは立ち寄らずにはいられません。窓には、マフィンやスコーン、クッキーなどの文字が並び、期待が高まります。
アートやインテリア関連の仕事を経て専業主婦をしていた店主・大山佳奈子さん。お子さんが小さい頃は、毎日のようにお菓子を手作りしていたそうです。その後、家庭の味をブラッシュアップするために、プロのパティシエも参加するレッスンに通って技術を磨き、このお店をオープンしました。
素敵な店舗設計は、インテリアショップで働いていた時の仲間で、平尾「くらすこと」や薬院「金時/黄土」なども手がけた「Hefv」の山田香織さんによるものです。
カウンターには、店内のキッチンで毎朝焼きあげるマフィンやスコーンが並びます。マフィンは定番と季節限定を合わせて12種前後、スコーンは2~3種類。チョコレート以外は国産の素材を使用し、余計なものは加えずに作られています。
大山さんは高校生の時に留学していたアメリカで、ホームステイ先の家族と一緒にお菓子作りをすることも多かったそう。思い出の味でもあるアメリカンベイクに、改めて学んだフランス菓子の手法が取り入れられた焼菓子は見た目も美しく、洗練されています。
店内にはカフェスペースもあり、お菓子とドリンクを組み合わせてイートインすることができます。ドリンクはフレーバーを選べる「TEA」(550円)や「カフェオレ」(605円)などが用意されています。
「発酵バターのクリームプレーンスコーン」(イートイン484円、テイクアウト475円)は、生地を層にして焼き上げるタイプ。九州産の発酵バターや生クリームを使って仕上げるスコーンは、しっとりとした食感でありながら口に入れると層のあるスコーンならではのほろっと感も楽しめます。そのままでも十分おいしいですが、自家製のクロテッドクリーム(+165円)とあまおうのジャム(+165円)と一緒に味わえばさらに豊かな味わいを楽しめます。
取材時はプレーンスコーンのほかに、「シナモンスコーン」(イートイン506円、テイクアウト497円)も。まるでシナモンロールのようにぐるぐると巻いた形がユニークですね。寒い時期にはクリームチーズがかかるタイプになるそうです。
プレーンスコーンにアイスクリームを挟んだ「スコーンのアイスクリームサンド」(792円)は、イートイン限定メニュー。アイスクリームは写真のラムレーズンのほか、バニラ、エスプレッソ、ストロベリーから選べます。スコーンとアイスクリームの相性はもちろん抜群。上にかかったクラムの塩気もいいアクセントになっています。
アメリカンな雰囲気の大きなクッキーやジャムなど日持ちする商品も。焼きこみタイプのケーキもありました。
「私たちがつくるのは、特別なものではなく “毎日のおやつ”。食べた時にふっと力が抜けるような心が休まるお菓子をご用意しています」と大山さん。仕事や家事の合間などのリラックスタイムに楽しんでみてはいかがでしょうか。
●Bakeshop CANARIA(ベイクショップ カナリア)
住所:福岡市中央区大手門3-8-3 1F
電話:なし
営業: 13:00~18:00(OS17:30)、土・日曜、祝日12:30~18:00(OS17:30)
定休日:不定 ※Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「港二丁目」バス停より徒歩2分、「荒戸一丁目」バス停より徒歩4分
Instagram: @bakeshop_canaria
※記載している情報は2025年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。