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リル カリーバー<クラフトビールでペアリングッド!>(2)

リル カリーバー<クラフトビールでペアリングッド!>(2)

小規模な醸造所が手がける個性豊かなクラフトビールは、ここ数年世界中で大人気! 福岡にもさまざまなクラフトビールを楽しめるお店が次々とオープンしています。今回は、クラフトビールと一緒にこだわりの料理を楽しめるお店をピックアップ。全3回の第2回は大手門「Lille Curry Bar(リル カリーバー)」を紹介します。

北欧家具に囲まれて楽しむスパイシーなカレーと北欧&国産ビール

2020年2月、大手門にオープンしたスパイスカレーとクラフトビールのお店「Lille Curry Bar(リル カリー バー)」。店内にはいわゆるカレー店とは一線を画した雰囲気が漂います。それもそのはず、こちらは博多区古門戸町のヴィンテージ北欧家具店「Lille Nordic(リル ノルディック)」のオーナー・山﨑哲央さんが手がけるお店。個室や吹き抜けのディスプレイには北欧家具や照明、雑貨が配され、上質な空間を作り上げています。

毎年、買い付けのためにデンマークのコペンハーゲンを訪れていた山﨑さん。ホテルのそばにあったインド人が経営するビュッフェ形式のカレー店を気に入り、買い付けのたびにビールを飲みながらカレーを楽しんでいたそうです。「Lille Nordic」のオープンから5年が経った頃、新しいことを始めたいと考えた時に思いついたのがカレーショップを始めること。ご自身でもスパイスカレーを作り始めていた山﨑さんは、間借り営業を経て「Lille Curry Bar」を開きました。

弧を描くカウンターは糸島の家具職人に依頼したこだわりの特注品。スタンド形式でカレーやビールを楽しむスタイルです。「お客さま同士の交流が生まれるようにスタンドにしました。実際に、隣り合った方たちの会話が弾むことも多いですよ」と山﨑さん。

クラフトビールはデンマークやスウェーデンなどの北欧諸国と国内のメーカーに限定しています。世界的に知られるデンマークの「ミッケラー」をはじめ、北欧はクラフトビールブリュワーがとても多いのだとか。国内は香川県「Hobo Brewing(ホーボーブルーイング)」のものが中心です。3~4種類のタップビールのほか、おしゃれなラベルが目を引く缶ビールもあります。

カレーは看板メニューのラムキーマとチキンの2種類。「ラムキーマカレー 副菜全部のせ」(1,500円)は、「クセが強いのが好き」という山﨑さんが手がけるスパイスカレーらしく、キーマとは思えないほど大きめに切ったラム肉がゴロゴロと入り、かみしめるほどに独特の風味やしっかりと効いたスパイスが口に広がります。カレーはミニサイズがあるほか、シェアもOKです。

この日、カレーに合わせたビールは「Hobo Brewing」の「Good Neighbor(IPA)」(Sサイズ 750円)。柑橘のようなフレーバーと濃縮された苦みが際立つ飲みごたえのあるビールはクセが強めのラムキーマにぴったりですね。

タップビールは入れ替えがあるので、訪れた時の出会いを楽しみましょう。「この空間を楽しんで欲しいので、ビールだけという方も大歓迎です」と山﨑さん。

デンマークのヴィンテージ家具や絵画に囲まれる個室も予約制で利用できるようにする予定とのことです。詳細はスタッフさんに尋ねてみてくださいね。

スパイスカレーとクラフトビール、そして北欧家具までさまざまな魅力をもつ「Lille Curry Bar」。どれかひとつでも気になるものがあれば、訪れてみてはいかがでしょうか。

●Lille Curry Bar(リル カリーバー)

住所:福岡市中央区大手門3-1-13
電話:092-791-8315
営業: 18:00~23:00、土曜 11:30~23:00、日曜 11:30~20:00 ※平日のランチ営業など詳細はInstagramを確認
定休日:月曜 ※1週目の日・月・火曜は連休
アクセス:西鉄バス「大手門三丁目」バス停すぐ、「大手門・平和台陸上競技場入口」バス停より徒歩3分
Instagram: @lillecurrybar

※記載している情報は2022年9月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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