三角形の建物の屋根に刻まれた「COFFEE」の文字。可愛い外観が目を引く「ブラッサム」は飯塚で40年以上続く喫茶店です。

難読地名として知られる飯塚市目尾（しゃかのお）の通り沿いに位置し、ひと目で喫茶店とわかる外観。オープン当時、目立つようにと設計士がこの形を提案したそうです。

「ブラッサム」の看板メニューはサンドイッチ。今回注文した「ミックスサンド」（880円）は、特注の大きな山型食パンにハムやゆで卵、トマト、キュウリを挟んで、創業当時から使っているドイツ製のトースト機で焼き上げたもの。サンドイッチをギュッと挟んで焼き上げるホットサンド機とは異なり、パンのふんわり感を残したまま外側をカリッと焼き上げるトースト機が「ブラッサム」のサンドイッチの要です。

食べていると中身がこぼれ落ちるほど具だくさんな「ミックスサンド」は唯一無二のおいしさ。長年愛される理由がわかる味わいです。サラダ付きでボリュームがかなりあるので、シェアして食べる方も多いそう。サンドイッチは「クラブハウスサンド」（1,280円）や「スクランブルエッグサンド」（880円）、「ハムサンド」（880円）など種類も豊富。もう一つの名物「スクイットスパゲティ」（880円）など、ほかの洋食メニューも揃います。

サンドイッチにはやっぱりコーヒーが好相性。ネルドリップで淹れる「ブレンドコーヒー」（400円）のほか、シングルコーヒーやアレンジコーヒーなど豊富な品揃え。店名のロゴ入りカップも喫茶店ならではです。

テーブルの上にはこれまたレトロ喫茶店の定番、ルーレット式おみくじ器があるのも味わい深いですね。

天井が高い店内は、開放的な雰囲気。お昼時はウェイティングがあるほど賑わうので、ゆっくりくつろぐなら15～16時頃の来店がおすすめです。