中村学園大学そばの「CHEESE CAKE Lemon（チーズケーキ レモン）」は、その名の通りチーズケーキの専門店。素材にこだわった種類豊富なチーズケーキやイートインのおしゃれなカフェ空間、心地よい接客などが話題を集め、2021年4月のオープン以来、連日多くの人で賑わっています。

オーナーシェフの亀田涼翔さんは、もともとはフレンチビストロで料理やデザートを担当していました。「コロナ禍をきっかけに、自宅で楽しめる“小さな幸せ”を提供したいと思うようになりました。チーズケーキを選んだのは、焼き方で食感を変えられたり、フレーバーで変化をつけやすいなど、バリエーションの幅が広いからです。作り手としても、新しい商品を考えたり、アレンジを効かせたりするのが楽しいですね」と亀田さん。

その言葉の通り、ショーケースに並ぶ8～10種類のチーズケーキは見た目や作り方、素材も一つひとつ異なるものばかり。バスク、レア、テリーヌ、季節のフルーツを使ったものなどさまざまです。使用する素材は、鹿児島県産を中心とする乳製品、糸島市の無農薬栽培レモン、福岡県のイチゴなど、九州のものが中心です。

この時期はイチゴを使ったチーズケーキが特に人気。この日はクリーミーな「苺ゆきみチーズケーキ」（ドリンクセット 1,350円）でしたが、現在はチーズケーキの部分がチョコレートに変わっています。大粒のあまおうの甘さを引き立てる程よい酸味と控えめな甘さのレアチーズケーキが絶妙で、あっという間においしくいただきました。つい最近入荷したという店名のロゴ入りのマグカップは購入することも可能です。

期間限定の「みかんのレアチーズケーキ」（写真手前 580円）は、みやま市の山川みかんを使用。みかん果汁入りのレアチーズケーキと中にごろっと入った大きいみかんを一緒にほおばれば至福の味わいが広がります。また、定番の「クラシックレモン」（写真奥 460円）は、ぜひ味わって欲しい一品。糸島レモンをたっぷり使った生地を湯煎焼きしたテリーヌタイプで、なめらかな食感と爽やかな味わいがたまらないおいしさです。生地を裏ごしして焼く、フレーバーによってクッキー生地を変えるなど、手間や工夫を惜しまないシェフの仕事が活かされたチーズケーキはきっとどれを食べてもおいしいでしょうね。

接客担当のスタッフさんも“レモン愛”に溢れた方で、ケーキの説明も丁寧かつ的確なので、より一層おいしさを感じられました。近隣の方々や遠くから足を運ぶ方まで多くの人に愛される「チーズケーキ レモン」。休日のイートインはウェイティングになることも多いので、時間に余裕をもって訪れてみてください。

また、水～日曜は、チーズを使ったクロックマダムやフレンチトーストなどトースト系のメニューを楽しめるモーニング営業も行っています。