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【北九州】ラインズ<暮らしが整うおしゃれな雑貨店>(2)

【北九州】ラインズ<暮らしが整うおしゃれな雑貨店>(2)

春は進学や就職、転勤などで新生活を迎える人が多い時期です。転居や一人暮らしを始めるタイミングはもちろん、普段の生活を送るなかにも暮らしのアイテムをリフレッシュしたくなりますね。今回は、暮らしに取り入れたくなる雑貨を扱うお店を紹介します。全3回の第1回は北九州市「ラインズ」です。

「何でもあるところにはないもの」を探しに

「西鉄黒崎バスセンター」から歩くこと約6分。黒崎の商店街や飲食店街から少し離れた細い路地を進むと、ひっそりと佇むライフスタイルショップ「RHINES(ラインズ)」を見つけることができます。

柔らかい曲線を描くグレーのアーチが目印です。2020年7月に店主・山口将邦さんが奥さまと共にオープンし、2022年6月に店内を拡張してリニューアルしました。

店内に並ぶのは、器やオブジェ、照明などの暮らしの雑貨。広々とした空間に厳選されたものが置かれ、さながらギャラリーのようです。ものの数が少ない分、一つひとつのアイテムに興味がわき、じっくりと吟味したくなりますね。

紹介されているのは、ご夫婦が普段の暮らしのなかで使ってきたプロダクトや作家による作品。「ひとつやふたつでも、取り入れるだけで暮らしの楽しみが増えるものを集めています」と山口さん。

セレクトの基準は「何でもあるところにはないもの」。確かに規模の大きな雑貨店や、福岡近郊の手しごとの品を扱うお店では見かけたことのないものが多く、新しい発見に満ちています。こちらの器は岡山県備前市で作陶する人見和樹さんの作品。土や釉薬に混ぜた鉄粉がアクセントとなっていて、一点一点異なる表情を楽しめます。

石川県金沢市でオーダージュエリーや、カトラリーなどの生活道具を手がける金工作家・竹俣勇壱さんの作品。アンティークを思わせるデザインのものや、叩いて仕上げた素朴なものまでさまざまなタイプがあります。

東京都蔵前のデザインスタジオ「Lille og Stor(リレオストア)」のティッシュケース「nys(ニュス)」(8,800円)。一枚のヌメ革で作られていて、使うたびに味わいが増す新生活にぴったりのアイテム。商品名の“nys”はデンマーク語で「くしゃみ」という意味というのもかわいいですね。

長崎県佐世保市に拠点を置く木工作家・堀宏治さんの作品も、3~4月頃に入荷予定。「丸盆 28cm」(写真左・15,400円)や「ロングトレー」(写真右・11,000円)など、温かみのある木工作品は長い間大切に使いたくなるものです。ロングトレーにのった薬味入れは久留米市の馬場勝文さん、奥の花器は神奈川県・奥平明子さんの作品です。

存在感のある猫のオブジェは佐賀県武雄市で創作活動を行う三浦宏基さんの作品。ほかにもさまざまな動物のオブジェが揃います。野焼きという原始的な方法で作り上げる動物たちは、どこかユーモラスな表情をしていて見入ってしまいますね。「隣に置いたテーブルライトのようにシックなものと、野生味のあるオブジェを組み合わせるのもおすすめです」と山口さん。今年9月には、「RHINES」で個展が予定されています。

また、5月以降にさまざまな企画展が予定されているそうで、こちらも楽しみです。5月には木工作家の中西健太さんの作品展が開催予定。詳細はInstagramやホームページでご確認ください。

●RHINES(ラインズ)

住所:北九州市八幡西区藤田2-5-4
電話:050-3592-9103
営業:13:00~18:00 ※変更の場合はInstagramに掲載
定休日:月・火曜 ※変更の場合は、Instagramに掲載
アクセス:西鉄バス「藤田」バス停より徒歩2分、「西鉄黒崎バスセンター」バス停より徒歩6分
ホームページ:https://www.on-rhines.com/
Instagram: @on_rhines

※記載している情報は2023年3月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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