古賀駅の東口エリア、西口エリアそれぞれにまちが形成されている古賀市中心部。古賀市役所などがある東口エリアは再開発が予定されていて、今後まちの様子が一変しそうです。また、商店街が広がる西口エリアも古い建物を活かしたリノベーションまちづくりが進行中。その一環として2023年5月にオープンした「まちの食交場 るるるる」は、食をテーマに多様な人々の交流を活性化する拠点です。

楽器店や音楽教室として使われていた店舗を改装した「まちの食交場 るるるる」。以前の店名をあえて残した外観もおもしろいですね。一度聞けば忘れない施設名は、「食べる」「集まる」「しゃべる」「はじまる」など、「人々の多様な交流に寛容な施設でありたい」という食交場のコンセプトに由来するそう。さらに「るるるる～」という楽しい気持ちも表現しているそうです。

建物内には8つの区画があり、1階は食に関わる店舗と「るるるる」直営店が、そして2階には音楽教室や、洋服の裁縫アトリエ、フォトスタジオ、ドローンスクールの体験ブースが入居しています。

「るるるる」直営店では、福岡市の箱崎や天神で人気を集めるベーカリー「pain stock（パンストック）」のパンを10：30頃から販売。毎朝、箱崎本店から直接仕入れたものが店頭に並びます。地元の方はわざわざ福岡市内に行かずとも人気のパンを楽しめるのがうれしいですね。明太フランスをはじめ、惣菜系や食事系、スイーツ系など種類もさまざまです。※第1・3火曜はパンの販売はありません。

購入したパンは店内でのイートインが可能。惣菜系のパンなどは、温めてもらうこともできますよ。「水出しアイスコーヒー」（400円）は2022年11月に古賀店をオープンした「ナツメ書店 / Sleep Coffee and Roaster」による、るるるるオリジナルブレンドを使用しています。

直営店には福岡市中央区の文具・雑貨メーカー「HIGH TIDE（ハイタイド）」の商品も並びます。生活や買い物を楽しくする雑貨を中心にセレクトされています。

また、古賀市花鶴丘の植物店「三粒にタネ」のグリーンも空間に彩りを添えています。ちょっとめずらしい形の多肉植物やインテリアのアクセントになる大ぶりの観葉植物まで、店頭にあるものはすべて購入可能です。

「るるるる」オリジナルアイテムもあり、こちらはプラバン作家「むこごし」さんの「ブローチ」（600円）です。古賀ならではのモチーフがユーモアを交えて表現されていて、一つひとつ見入ってしまいます。

シェアキッチンでは、火曜はハーブの香りが特徴的なスパイス料理のお店「CHEER UP BAR（チアプバル）」、水曜は志賀島「megane curry（メガネカリー）」などが定期オープン。また、1日だけ営業するお店もあったりするので、公式Instagramのカレンダーをチェックしてみてください。出店も随時募集中とのことです。

入居する店舗も素敵なお店が集まっています。「bar ponte（バル ポンテ）」は、フレンチやイタリアンベースの小皿料理を提供するお店。15：00オープンなので、ここでちょい飲みして古賀のまちでもう一軒という飲み歩きも楽しそうですね。

7月にはスコーンとアクセサリーのお店「jugo.JUGO（じゅごじゅご）」 もオープンしました。

イートインスペースは、施設内のどの店舗の商品も持ち込みOK。また、ギャラリースペースとしての運営も始まり、今後さまざまな企画が行われるそうなので、アート作品を眺めながら飲食を楽しめますね。

古賀の新しい注目スポットは集まる人々の話題も豊富。ここで古賀のおすすめ情報を聞けばますますまち歩きが楽しくなりそうです。