持ち寄りパーティーに何を持っていこう？グルメなあの人においしい手みやげを渡したい。そんな時に活躍してくれるのがこちら、2023年7月5日、六本松の路地裏にオープンしたデリカテッセン「KIOSKO（キオスコ）」です。店を手掛けるのは、薬院で約20年続くスペイン料理店「IBIZARTE（イビサルテ）」。赤と緑のポップなファサードに誘われて、早速店内へと足を進めます。

店名はスペイン語で「売店」を意味するそうで、「気軽に立ち寄ってもらえると嬉しいです」と店長の古賀陽子さん。店内には惣菜やハム、チーズ、調味料からナチュラルワインまで揃っていて、あれこれ目移りしてしまいますね。奥にはタパスやグラスワインを楽しめる角打ちスペースもあります。

まずは正面のショーケースからチェック！「IBIZARTE」から届く約10種類の日替わりタパス（スペイン惣菜）が並んでいます。「魚介のパエリア」（100g 300円〜）や「鶏レバーとフォアグラのパテ」（60g 550円）といった「IBIZARTE」の人気メニューから、旬野菜の料理や肉料理までよりどりみどり。すべて量り売りとなっていて、100g以下の少量からでも購入できます。

迷ったら4種類の日替わりタパスとパエリアを詰め合わせた「パエリア弁当」（900円）がおすすめです。取材日の手作りタパスは「洋梨と半田ファームのモッツァレラのマリネ」、「キノコのプランチャ（鉄板焼）」、「トルティージャ」、鶏の手羽元を野菜と共にじっくり煮込んだ「フリートス デ ポジョ」の4種類。パエリア専用のフライパンを使ってオーブンで炊き上げる魚介のパエリアも本格的な味わいで、ギュッと凝縮された魚介の旨味がたまりません。お弁当は通常平日のみの販売ですが、事前予約で土・日曜、祝日でも購入できます。

ショーケースの右側には「ご縁のある生産者さんのおいしくて安心なものを提供したい」との思いで「IBIZARTE」がセレクトする一品が勢揃い。スペインから届くハムやソーセージ、搾りたての健康なミルクで作られる北海道「半田ファーム」のチーズ（100g 756円〜）など、さまざまな商品が目を惹きます。「16カ月熟成のハモン・セラーノ・デ・トレベレス」（100g 1,620円）や「サルチション・イベリコ・ベジョータ」（100g 1,296円）といった、高級な生ハムや生サラミを少しずつ購入できるのもうれしいですね。

オリーブオイルなどのスペイン食材、国内の生産者による天然塩やスパイスといった調味料も充実しています。熊本「江口農園」の無農薬素材で作られる「ジンジャーシロップ」（1,404円）や、薬院「スパイスロード」特製の「生カレー粉」（918円）など、どれも食卓を豊かにしてくれる逸品ばかりなので、料理好きな人への贈り物にも重宝しそうです。

入口の右手はお酒コーナーで、スペイン、チェコ、ドイツなど約50種類のナチュールワインがずらり。2,000円前後のお手頃なデイリーワインからギフトにおすすめの特別な1本までラインアップは多彩です。

奥の角打ちスペースで味見して、気に入ったものを購入して帰るのもいいですね。

手みやげにタパスやワインを買ってずらりと並べれば、テーブルは一気に華やかに。電話またはインスタグラムのDMから事前予約すれば「オードブルの盛り合わせ」（3〜4人前3,000円）も購入できますよ。ぜひチェックしてみてください。