きれいな桜を眺めながら、彩り華やかなデリを楽しみませんか？ 2022年11月にオープンした「トナリノマルシェ」は、博多エリアのお花見スポット「冷泉公園」から徒歩5分の場所にあるお店です。

綱場町にある洋食やワインのダイニング「ロジウラリブレ」のオーナーが手がける「トナリノマルシェ」。風情を感じる旧博多市街エリアを気に入ったオーナーが「ロジウラリブレ」と同様に、古い建物を改装して開いたお店です。“おとなり”感覚で気軽に立ち寄れるようにとランチタイムからカフェタイム、早めの晩御飯までさまざまなシーンで利用できるイートイン＆テイクアウトメニューが充実しています。

約120年経っているという建物をリノベーションした店内。長い年月を経た重厚感のある柱や梁と、ポップな色の壁が違和感なくマッチしていておしゃれですね。1階では惣菜や九州の生産者による加工品などを販売しています。

仕事や家事に忙しいご近所さんたちが自分で作らずともバランスの取れた食事を楽しめるようにと、糸島や宗像産の野菜をたっぷりと使った惣菜が中心。メイン、サラダ、サイドメニューがそれぞれ4～5種類並び、2～3週間ごとに内容が変わります。

テイクアウトの「お惣菜BOX」（1,480円）は、メイン、サラダ、サイド、ごはんを選べるセット。ショーケースから好きなおかずを気分に合わせて選ぶことができます。

取材時は、メイン…究極のトナリノサラダチキン、サラダ…スモークサーモンのフルーツサラダ、サイド…雲仙ハムとほうれん草のごま和え、ごはん…小松菜と小エビの和風おにぎりを選びました。メインはサラダチキンのようにヘルシーなものから、唐揚げやハンバーグなどしっかり食べられるものまでさまざま。サラダやサイドも野菜だけでなくたんぱく質を採れる工夫がされていて、食べ応えがあります。おにぎりのほかに5分つき玄米の小盛り～大盛りを選ぶこともできます。

もっと気軽にテイクアウトするならワンハンドで食べられる「ごちそうタルト」もおすすめ。キッシュやボロネーゼなど、季節や食材の仕入れによって多彩な食事系のタルトが登場します。見た目もかわいいので、手みやげやパーティにもいいですね。

ドリンクのなかから選んだのは、八女市「牛島製茶」の抹茶を使用した「抹茶オレ」（600円）。ミルクの優しい甘さに香り高い抹茶がよく合います。ほうじ茶や和紅茶も「牛島製茶」のものを使用していて、茶葉を購入することもできますよ。そのほか北天神にあったカフェ「MANO+MANO」のオーナーが焙煎を手がけるオリジナルコーヒーなど、ドリンクもこだわりのあるものばかりです。

2階には広々としたカフェスペースがあり、食事やデザート、ドリンクを楽しむことができます。コンセントがある席もあり、コワーキングスペースとしてゆっくり利用する人も多いそうです。

オープンな雰囲気が心地いい「トナリノマルシェ」。おいしい食事を求めてまた立ち寄りたくなるお店です。