6月のお出かけにもぴったり。 小郡市にあり、“かえる寺”の愛称で知られる「如意輪寺」のすぐそばに店を構えるのは、創業10年を迎える「painnest」（パンネスト）です。

隣接するパティスリー「レーブ・ド・ベベ」の姉妹店として生まれたベーカリーで、取材時は美しい新緑に囲まれていました。石造りの建物や草むした屋根、まるでヨーロッパの田舎まちやおとぎの国を思わせるたたずまいにも心惹かれます。

アンティークの木の扉を開いた先には、焼きたてのパンが勢揃い。平日は約50種類、週末は約80種類ものパンが登場するそうで、店内は絶え間なく訪れる人で賑わいます。

食卓に欠かせない食パンは3〜４種あり、土日限定で卵や乳製品不使用の「豆乳食パン」も販売。福岡県八女産の小麦粉を使い長時間低温熟成させた本格的なバゲットから、国産バターを贅沢に使用したクロワッサン、子どもたちが大好きな菓子パンや惣菜パンも豊富に揃い、家族連れで訪れる方も多いそう。

「painnest」の人気No.1商品は「塩バターロール」（1個150円）で、15時ごろまでは30分ごとに焼きたてを提供しています。表面は香ばしく中心はふんわりとして、噛めば甘じょっぱい塩バターがじゅわり！ついつい手が伸びてしまう、そんなシンプルなおいしさが愛されている名物パンです。

続く人気No.2は、柔らかく口溶けのいい生地にザクザクのクッキー生地を重ねた「メロンパン」（180円）。２ヶ月ごとに内容が変わる季節限定パンも評判で、5・６月はメロンパンよりもさらにデザート感がアップした「茶（サ）ロンドカスタード」（450円）がお目見え。

抹茶を混ぜ込んだ生地の中には、濃厚な自家製抹茶ガナッシュとカスタードがぎっしり。抹茶の豊かな香りとほろ苦さにコクのあるクリームが合わさり、リッチな味わいが広がります。

人気No3は「明太フランス」で、大（380円）と小（300円）の2サイズが用意されています。バゲットの中と表面に特製の明太子バターをたっぷりと塗り、隠し味はわさびマヨネーズ。さっくりもっちりしたバゲットの食感と小麦の香りも相まって、こちらもヤミツキのおいしさです。週末は特に混み合う人気店なので、お目当てのパンがある方はお取り置き予約をして出かけるのがおすすめですよ。