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【久留米】イリゼ<ボタニカルカフェで癒しの時間を>(3)

【久留米】イリゼ<ボタニカルカフェで癒しの時間を>(3)

会話や自分の時間を楽しむカフェタイムに、花や植物が彩りを添える “ボタニカルカフェ”。最近、福岡にも増えつつある個性豊かなボタニカルカフェで癒しの時間を過ごしませんか。花々に囲まれた素敵なインテリアや植物にまつわるドリンクやデザートを紹介します。全3回の第3回は久留米市「IRISE」です。

フレッシュな花の香りに包まれる優雅なティータイム

ケヤキ並木が続く久留米市のブリヂストン通り沿いに2019年12月にオープンした「IRISE(イリゼ)」は、フラワーショップとカフェの複合店。

目を引くブルーの外観には2つの扉があり、右側はフラワーショップ、左側はカフェの入口となっています。

お店を営むのは、久留米市を拠点とするフラワーデザイナーの水落郁子さん。20年以上にわたって「石橋文化センター」のバラフェアのコーディネーターを務めたほか、西鉄「花畑」駅の花の装飾を手がけたこともあるそうです。「長い間、フラワーコーディネートや講師をしていましたが、自分が思い描くものを自由に表現する場所をもちたいと思い、この店を開きました」と水落さん。

店内の設計やインテリア、ロゴなどもご自身で考えたうえでプロの職人やデザイナーと打ち合わせを重ねて進めたという、こだわりが詰まったお店です。バラに造詣の深い水落さんらしいロゴも素敵ですね。

フラワーショップとカフェの間には扉が付いたガラスの仕切りがあり、行き来できるようになっています。カフェスペースにもフレッシュな花のいい香りが漂い、深呼吸したくなります。

仕事を通して世界各国の花の展示やお店を見てきた水落さん。このお店は特に好きだという街、パリにあるフラワーショップをイメージしているそうです。

スタイリッシュさとナチュラル感が共存する花のセレクトやお店の雰囲気はまさに“パリの花屋さん”のコンセプト通り。花束やアレンジメントのオーダーはもちろん、1本から購入することもできるので、カフェを利用した後に購入する方も多いそうです。

カフェは“食べるお花屋さん”をテーマに、ハーブを使ったランチプレートやフレッシュハーブティー、エディブルフラワーを飾ったスイーツなど、さまざまなメニューを楽しむことができます。取材時は多彩なメニューのなかから「イリゼのクリームソーダ」(900円)をオーダーしました。

ハーブやフルーツを漬け込んで作るコーディアルシロップのソーダ割りにフルーツが入り、アイスクリームが浮かんだ見た目も可憐なクリームソーダ。コーディアルシロップはエルダーフラワー、マヌカハニー、ローズヒップの3種類があり、今回はエルダーフラワーを選びました。マスカットのような爽やかな味わいでこれからの季節にぴったりですね。ミントやエディブルフラワーは水落さんが自家菜園で育てたものです。

ランチやハーブティーに使われるフレッシュハーブも自家菜園のもの。無農薬で育てられているので安心です。

多肉植物や観葉植物などのグリーン系も販売しています。また、カフェでは時間や内容がフレキシブルなフラワーレッスンも随時行われているので、気になる方は相談してみてはいかがでしょうか。

「場所柄わざわざ足を運んでくださる方が多いので、花を眺めながらゆっくりと食事やデザートを楽しんでもらえるとうれしいです。私自身も花とカフェ、両方を楽しみながらやっています」と笑顔がこぼれる水落さん。久留米市中心部から少し足をのばして、幅広い世代が集う癒しの空間を体験してみてはいかがでしょうか。

●IRISE(イリゼ)

住所:久留米市小森野町2529-1 1F
電話:0942-48-0668
営業:11:00~18:30 ※カフェは11:30~18:30(OS18:00)
定休日:水・木曜(祝日の場合営業)※2024/6/19(水)~27(木)休み
アクセス:西鉄バス「久留米警察署前」より徒歩3分、「旭町団地前」バス停より徒歩6分
ホームページ:http://irise-fleur.com/
Instagram: @irise_2019

※記載している情報は2024年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

※「にしてつニュース」記事内の文章・画像の無断転載および加工・使用は固く禁じます。

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