天神の福岡市役所を出発し、福岡市内の名所を屋根のない2階建てバスでめぐる「福岡オープントップバス」。「見上げれば空、見渡せば名所」というキャッチフレーズの通り、抜群の開放感やバスの上から名所めぐりができる快適さが人気を呼び、連日多くの方が乗車を楽しんでいます。

そしてこの時期だけのお楽しみ、クリスマスシーズンに合わせた特別ルートが運行されます。今年は12/1（日）～25（水）の期間中、「FUKUOKA OPEN TOP BUS×クリスマスアドベント」と題し、天神や博多エリアで開催中の「クリスマスアドベント」のイルミネーションをめぐるルートとなっています。

※期間中は毎日18：30に出発、所要時間約80分、大人2,000円、小人1,000円

福岡市役所1階にあるカウンターで出発20分前までに受付を済ませ、市役所前から出発！バスに乗る時から「天神中央公園」や「アクロス福岡 ステップガーデン」のイルミネーションが見え、気分が高まります。

「福岡オープントップバス」にはバスアナ（バスアナウンサー）が同乗し、ライブ感のあるアナウンスでお客さまをご案内。取材時は、バスアナの田上さんがおすすめスポットやエピソードなど個性あふれるアナウンスで楽しませてくれました。

高さ3.2mのオープントップバスの座席から見えるのは、普段とはまったく異なるまちの景色。目線は歩行者用信号とほぼ同じで、隣を走る路線バスの屋根の数字まで見えるほどの高さです。

福岡市役所前を出発したバスは明治通りへ出て、右手に中洲のネオンを眺めながら進みます。「福博であい橋」のイルミネーションが川面に反射して、川沿いはいつも以上に賑やかな雰囲気です。

明治通りから大博通りへと進み、博多駅周辺へ。「JR 博多駅前広場」では「光の街・博多」のイルミネーションとクリスマスマーケットが行われています。

オープントップバスから眺める壮大なスケールのイルミネーションは格別です。

博多駅を通過して「キャナルシティ博多方面」へ。目線と同じ高さにある街路樹のイルミネーションを通り抜けるのもオープントップバスの醍醐味です。

コースのハイライトは福岡都市高速。手が届きそうなほど間近に迫ったゲートをくぐる時は、みんなでバンザイ！オープントップバスはぐんぐん速度を上げていきます。屋根がなく、スピードを肌で感じられるため、まるでジェットコースターに乗っているような感覚です。

博多湾沿いの都市高速道路を走り、まず見えてくるのは「博多ポートタワー」。「ベイサイドプレイス博多」のイルミネーションとのコラボレーションがとてもきれいです。

そして開放感あふれる百道エリアへ。「みずほPayPayドーム」、「ヒルトン福岡シーホーク」、「福岡タワー」を一枚の写真に収められる福岡らしいフォトスポットです。

夕方～夜に運行する通常の「福岡きらめきコース」では横から見る「福岡タワー」を、クリスマス特別コースでは正面から見ることができます。タワーにツリーが描かれたクリスマス仕様のイルミネーションもこの時期だけのお楽しみです。

都市高速の「百道」出入口で降りたあとは、百道～明治通りをゆったりとドライブ。12/1（水）からイルミネーションが始まっている「大濠公園」を横目に見ながら天神方面へと進みます。

天神の渡辺通を抜け、出発地点と同じ福岡市役所前で解散となります。

スポットごとに地名の由来や名所にまつわる豆知識を教えてくれるので、福岡に長く住んでいる人も「知らなかった！」と思うことがたくさん。約80分のコースがあっという間に感じるほど楽しい体験でした。観光の方はもちろん、福岡に住んでいる方もいつもとは違う視点から福岡のまちを楽しんでみてはいかがでしょうか。