- おでかけ
- 2025/09/03 Wed.
【福岡】sym( )coffee roasters<放生会とあわせて楽しむ箱崎・馬出>(2)
博多三大祭りのひとつに数えられる「筥崎宮 放生会(ほうじょうや)」が9/12(金)~18(木)に行われます。お祭りにでかける際は周辺の箱崎・馬出エリアの散策も楽しんでみませんか。「筥崎宮」から徒歩10分以内にある話題のスポットをご紹介します。全3回の第2回は「sym( )coffee roasters」です。
日本と韓国のコーヒー文化が融合した注目のカフェ
福岡市内に数多くのカフェがオープンするなかで、特にコーヒー愛好家の間で話題になっているのが2025年4月に誕生した「sym( )coffee roasters(シム コーヒーロースターズ)」です。
馬出エリアのバス通り沿いに現れるスタイリッシュな店構えを見ただけでも、こだわりのあるお店であることがわかるはず。コーヒー好きのオーナーが手がけるカフェということもあり、店内や外観の造りも独創的です。店名の「sym」には「一緒に」という意味があり、訪れる人がコーヒーやスイーツと共に温かくやわらかな時間を共有できるようにという想いが込められています。また韓国語の「シム(心)」という言葉にもつながる響きです。
迎えてくれたのは焙煎士のイドゥンさん(写真右)とバリスタの近藤瑠優さん(写真左)。韓国人のイドゥンさんはロースタリーカフェの経営や、釜山を代表するコーヒー店「momos coffee(モモスコーヒー)」のマネージャーなどを務めた経歴をもち、釜山でカフェ巡りをしていたオーナーと出会ったことから焙煎士として抜擢されたそう。近藤さんは福岡の名店「REC COFFEE」やソラリアプラザの「CITY BAKERY」でバリスタの腕を磨き、こちらのお店に参加しました。
広々とした店内は洗練された雰囲気でありながら、木やレンガをあしらった温かみのあるインテリアデザイン。日本に数台しかないエスプレッソマシンなど設備にも注目です。
多くの席にはコンセントが用意されているのもうれしいポイントです。
歩道に面したパークフロアはペット同伴も可能。立体的な造りがユニークですね。
ドイツ・プロバット社の焙煎機も国内に数台しかないめずらしいもの。厳選したスペシャルティコーヒーを使ったブレンド2種、シングルオリジン5種ほどが常時用意されています。
コーヒーを注文すると産地や品種、焙煎の度合い、精製方法などが記されたカードが添えられるのもコーヒーにこだわるお店ならでは。一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくれる様子を見るのも楽しいですね。
ドリップコーヒーは5~6種類の豆から選ぶことができ、1杯600円から。なかには希少なコーヒー豆もあり、この日注文した「コロンビア エルディヴィソ」(1,300円)は驚くほど果実感を感じる味わいで、コーヒーが好きな方にはぜひ試してほしい特別な一杯でした。11:00から販売されるケーキなどの生菓子はパティシエが店内のアトリエで手作りしていて、定番のプリンやティラミスのほか季節限定商品も登場。いまの時期は、サクサクとしたタルトの食感とジューシーなシャインマスカットを楽しめる「シャインマスカットのタルト」(700円)などが用意されています。
エスプレッソを使ったコーヒードリンクもおすすめ。国内外のラテアート大会などで活躍する近藤さんが華麗な手さばきでアートを仕上げてくれました。
深煎りの「sym(bol)」ブレンドを使用した「カフェラテ」(650円)は、深みのあるエスプレッソとまろやかなミルクが融合するほっとするおいしさ。シルキーな口当たりに技術の高さを感じます。塩味がアクセントになったシュークリーム「ソルティヘーゼル」(450円)やフレッシュなモモが贅沢に入った「ピーチメルバ」(600円)もいまの季節の限定所品です。
コーヒー豆は200gから販売していて、ドリップバッグも用意されています。
また、「筥崎宮 放生会」が行われる9/12(金)~18(木)の期間限定で、抹茶を使ったドリンクとスイーツのセットが登場するそうなので、Instagramなどをチェックしておでかけください。
●sym( )coffee roasters(シム コーヒーロースターズ)
住所:福岡市東区馬出2-2-45
電話:090-9563-0647
営業:8:00~20:00、金・土曜8:00~22:00
定休日:なし ※イベントなどで休みの場合はInstagramに掲載
アクセス:西鉄バス「警察本部前・九大病院入口」バス停から徒歩3分
Instagram: @sym_coffee_roasters
※記載している情報は2025年9月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。