今年10周年を迎える「ワイン食堂 ビオワルン」は野菜をたっぷり使ったバランスのいい食事を楽しめるレストラン。そんな「ビオワルン」の店内に、2022年にオープンした「rond tarte（ロンタルト）」はお花を使ったタルトが人気のお店です。

福岡市早良区の高取商店街の通り沿いに店舗があり、向かいには系列のドーナツ専門店「フロレスタ藤崎店」があります。

オーナーの小林克枝さんは、「ビオワルン」のほかに、薬院の「パスタ食堂 アマービレ」や愛宕のアンティークショップ「エリタージュ」などを手がけるほか、バレエ講師やヨガインストラクターなど幅広く活躍されています。「ビオワルン」を開いたきっかけも、小林さんが続けてきた健康的な食生活を多くの人に楽しんでもらえるようにという想いからだそうです。

小林さんがアンティークショップを経営していることもあり「ビオワルン」の店内は素敵なアンティークでまとめられています。照明を落とした空間に味わいのある家具や雑貨が配され、シックな雰囲気です。

「rond tarte（ロンタルト）」のコンセプトは“あのコを笑顔にするタルト”。「rond」はフランス語で「丸い」という意味で、タルトの形を表すほかに、調和や繋がりなどの意味も込められています。

「ロンタルト」の看板商品はお花がのったモンブランタルト。定番5種類と季節限定の2種類ほどがショーケースに並びます。カラフルな色合いは抹茶や紫芋、ピスタチオ、イチゴなど自然由来のもので着色料は不使用。北海道産小麦や北海道産バターなど厳選した素材を使い、手作りされています。

「有機抹茶モンブラン」と「紫芋のモンブラン」（各イートイン649円、テイクアウト637円）は色合いも美しく、人気のケーキ。トップに飾られた徳島県産のエディブルフラワーはもちろん食べることができます。モンブランタルトのほかに、「マンゴーカスタード」（イートイン694円、テイクアウト637円）など季節のフルーツを使ったタルトも用意されています。「ビオワルン」の食後のデザートとしてはもちろん、千早「バスキングコーヒー」のオリジナルブレンドを使用した「カフェラテ」（693円）などのドリンクメニューと共にカフェ利用も可能です。

「有機抹茶モンブラン」は、京都・宇治産の有機抹茶を使ったモンブランクリームと生クリーム、粒あんの和を感じる組み合わせが相性抜群。「紫芋のモンブラン」のモンブランクリームの中にはオレンジピール入りの白あんが入るなど、種類ごとに異なるモンブランクリームやフィリングがのり、それぞれオリジナリティあふれる味わいに仕上がっています。

「味、見た目、素材などすべてのバランスにこだわり、一目見た時に『おいしそう！』と思っていただける商品づくりを心掛けています。当店を利用してくださるお客さまに笑顔と幸せを届けられたらうれしいです」と小林さん。今後は小さいサイズのタルトの展開も予定しているそうなので、ぜひお店のInstagramなどをチェックしてみてください。