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【福岡】台所 ようは<福岡のちょっと贅沢なごほうび定食>(2)

【福岡】台所 ようは<福岡のちょっと贅沢なごほうび定食>(2)

新米が出回るこの時期は、いつも以上にごはんが恋しくなりますね。主菜や副菜、汁物、ごはんをバランスよく楽しめる定食で、おいしいごはんをおなかいっぱい楽しみませんか。今回はちょっと贅沢な気分になれる“ごほうび定食”をご紹介します。全3回の第2回は福岡市中央区「台所 ようは」です。

大名の隠れ家で楽しむ極厚ジューシーなとんかつ

飲食やファッションなどの店舗が立ち並び、多くの人で賑わう大名エリア。その喧騒から切り離された一角でゆっくり食事を楽しめるお店をご紹介します。

大名の西側、「養巴町通り」にある小道を抜けた先に位置する「台所 ようは」は、2020年に料理家・食空間演出家の大塚瞳さんがオープン。国内外でその土地ならではの料理を食べ、習得してきた大塚さんが手がける「毎日食べたくなるごはん」を楽しめるお店です。

古いアパートだったという一軒家を改装した趣ある店構えはまさに隠れ家といった雰囲気。大きな暖簾が開店の目印です。

時を経た趣がありながら手入れが行き届いた居心地のいい空間。椅子やテーブルなどはどこか懐かしさを感じるものが多く使われていてほっと心が安らぎます。会話を楽しめるようにという思いから音楽が流れていないのも特徴です。

「台所 ようは」で提供される料理は、農家や産直市場で仕入れた野菜を中心に肉や魚を取り入れたおばんざいや種類豊富な鍋料理。家庭的な料理をベースにしながら、スパイスや調味料などでアレンジを加えた手作りの味を楽しむことができます。

今回ご紹介するのは、2023年から始まったランチ限定の業態「とんかつ ようは」の厚切りロースとんかつ。とんかつを始めるにあたって各地からさまざまな豚肉を取り寄せて食べ比べた結果、とんかつにした時の甘味とうま味のバランスが最も取れていたという糸島産の豚肉が使われています。肉のグラム数によって価格が変わり、並 200g(1,900円)、厚 250g(2,200円)、極厚300g(2,500円 ※写真)から選ぶことができます。とんかつには豚のしっぽとグラム数が書かれた旗が立っているのも遊び心がありますね。

お店のいち押しは豚肉の味と食感を楽しめる極厚。驚くほど柔らかくジューシーでうま味が口いっぱいに広がり、厚切りをおすすめされる理由がよくわかります。まずは海塩の「フルール・ド・セル」、続いて黒酢入りのさっぱりとした自家製ソースと2種類の味を楽しめるのもうれしいポイント。ひと切れでもずっしりと重量感がありますがいつのまにかお皿が空になるおいしさでした。

新潟県魚沼産コシヒカリを土鍋で炊いたごはんはツヤツヤふっくら。自家製味噌を使った味噌汁やワインビネガーで味を調えたキャベツ、自家製漬物などどれも丁寧に作られていることがわかります。

静かな空間で楽しむボリュームたっぷりのとんかつは、大人のちょっとした贅沢ランチにぴったり。ぜひお腹を空かせてでかけてみてください。

●台所 ようは

住所:福岡市中央区大名1-4-28
電話:092-739-9105
営業: 11:30~15:00(OS14:30)、17:00~22:00(21:30)
定休日:月曜+不定休
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅より徒歩13分、西鉄バス「警固町」バス停より徒歩4分
ホームページ:https://www.yo-ha.com/
Instagram: @daidocoro_yoha

※記載している情報は2025年10月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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