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- 2025/12/22 Mon.
【福岡】萬田うどん 天神<福岡で話題の個性派うどん>(1)
おいしいものには事欠かない福岡で、地元の人からも旅行者からも愛されているグルメといえばうどんです。ふっくらやわらかな博多うどんもいいですが、今回は話題を集める個性派のうどんを集めてみました。全3回の第1回は福岡市中央区「萬田うどん 天神」です。
人気店が天神にオープン!ここだけのメニューにも注目
天神の中心地に建つ「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」に待望の「萬田うどん 天神」がオープンし、連日行列ができるほど賑わいを見せています。

2017年に店主・野田将史さんが薬院にオープンした「萬田うどん」は、北九州発祥のうどん流派「豊前裏打会」に名を連ねるお店。同会の流儀を貫きながら、季節感を打ち出したメニューやスタイリッシュな店内など独自の路線で人気を集め、2022年には東京・新宿に「うどん 萬田次郎」として進出、2025年10月に満を持して福岡市内2店舗目となる「萬田うどん 天神」がオープンしました。


「萬田うどん 天神」はカウンター席が中心で、ひとりでも入りやすい雰囲気。天神という場所柄、海外からの旅行者も多いため、落ち着いた和の空間に仕上げているそうです。

「豊前裏打会」のうどんは、半透明でモチモチと引きのある食感が特徴。温度や水分の管理をしながらじっくりと熟成させた自家製麺は、注文を受けてから切りたて、茹でたてで提供されます。

メニューは薬院の「萬田うどん」で人気の定番商品や季節限定品を厳選して提供しているほか、天神店限定のメニューも用意されています。

天神店を代表する限定メニュー「鶏しょう油」(1,200円)は店主・野田さんが数年前から構想していたうどんを形にしたもの。カツオや昆布をベースにした基本のうどん出汁に鶏のうま味が加わり、おいしさの相乗効果を生み出しています。「年末に母が作る年越しそばが、魚介系の出汁と鶏出汁を使ったものだったんです。そのおいしさを再現したいと思って考案しました」と野田さんは語ります。

甘めの醤油と魚介や鶏のうま味が融合した出汁、出汁を含んだモチモチの麺、あっさりとした低温調理の鶏チャーシューが一体になり、まるで鶏すきを食べているかのような満足感があります。これまでに食べたことのないうどんは、看板メニューの名にふさわしいおいしさでした。

「鶏しょう油」と相性抜群の「だし玉子丼」(550円)も天神店限定のメニュー。厳選された黄身の濃さが際立つ卵にたっぷりの出汁を加えて作った トロトロの食感の“飲める丼”です。
ほかにも、薬院店とは形を変えたごぼう天うどんをはじめとする温かいうどん、揚げたての天ぷらなどがのったぶっかけうどん、釜たまうどんなどメニューはさまざま。これからの季節には「豚バラと白菜だしのおいしいうどん」など人気の限定メニューも登場する予定です。

「当店の基本は守りながら、これまでやってこなかったことにも挑戦していきたいと思っています。お客さまにも『萬田うどん』の新たな一面を楽しんでいただければうれしいです」と野田さん。以前からのファンの方も、訪れたことがない方もぜひ天神で進化する「萬田うどん」の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
●萬田うどん 天神
住所:福岡市中央区天神1-11-1 ワン・フクオカ・ビルディングB2F
電話: 092-406-3800
営業:11:00~15:00(OS)、17:00~21:00(OS)
定休日:不定 ※ワンビルの休館日に準ずる ※2025/12/31(水)は昼営業のみ、2026/1/1(木・祝)は休み
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅より徒歩2分
Instagram: @mandaudon
エリア:福岡エリア、中央区、天神
※記載している情報は2025年12月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。









