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あのおやつも!進化系レトロスイーツ

あのおやつも!進化系レトロスイーツ

だんごや大福、たい焼きなど昔から親しまれているおやつが今の時代に合わせて味も見た目も進化中。食べておいしい、見て楽しい、進化系レトロスイーツをピックアップしました。

MEDETAIYA Ropponmatsu

アレンジが楽しい!もちふわ食感のたい焼き

個性的な小さな店舗が点在する六本松1丁目に2021年7月に開店したたい焼き専門店「MEDETAIYA Ropponmatsu」。焼きたてのたい焼きはもちろん、アレンジしたたい焼きスイーツも楽しめます。

店舗は見逃してしまいそうな小さな路地裏に位置しています。築50年以上の古民家を改装したノスタルジックな雰囲気も魅力です。オープンして1年弱ですが、地元の人々だけでなく遠くから足を運ぶ人々も多く、賑わいをみせています。

店主の富田昇貴さんは、東京「MEDETAIYA」での約4年間の修業を経て、福岡に自身の店を構えました。パリッとした生地が多いなか、「MEDETAIYA」のたい焼きの生地はふわっもちっとした食感。時間が経ってもおいしく食べられるのが特徴です。

たい焼きは北海道産を中心とする国産小豆を使ったあんこ(198円)とカスタード(198円)のほか、季節限定も豊富。そのまま食べるのはもちろんですが、好みのアレンジを楽しめるトッピングメニューの追加で、進化系たい焼きスイーツに。写真は、たい焼きに抹茶アイス(165円)、生クリーム(132円)、チョコソース(66円)を追加したもの。そのほかにあずき、キャラメルソースや期間限定の白玉などのトッピングがあり、思い思いのたい焼きスイーツを完成させることができます。

また、イートイン限定の「タイヤキのせるくん」は、「皮のおいしさを味わって欲しい」と考えられた「MEDETAIYA Ropponmatsu」ならではのメニュー。中身が入っていない皮のみのたい焼きをアレンジしたもので、写真はトマトソースとモッツァレラチーズがのった「マルゲリータ」(440円)です。そのほか、チョコナッツや期間限定メニューが選べます。

2階にはカフェスペースも。土日は混雑することが多いですが、平日は比較的落ち着いているそうなので、懐かしい雰囲気のなかゆっくりとした時間を過ごしてみてください。また、7月頃からは、昨年も好評だった手づくりシロップのかき氷が登場する予定です。

●MEDETAIYA Ropponmatsu(メデタイヤ ろっぽんまつ)

住所:福岡市中央区六本松1-3-17
電話:070-8466-0676
営業:10:30~19:00(OS)
定休日:木曜
アクセス:西鉄バス「六本松大通り」バス停より徒歩3分
Instagram: @medetaiyaropponmatsu

Hakata//yamadaya 野間本店

驚きの連続!カラフル&ユニークな創作和菓子

瓶詰めのカラフルなだんごや旬の果物を使ったフルーツ大福などが人気を集める「Hakata//yamadaya」。高宮通り沿いの野間本店では、毎日さまざまな創作和菓子が手づくりされています。オーナーの山田圭祐さんは、前職で日本各地に行くことが多く、それぞれに特徴のあるだんごがあるということに気づき、「これまでにない目でも楽しめる新しいだんごを作りたい」と2008年に「Hakata//yamadaya」を立ち上げました。現在は野間本店のほか、ソラリアステージ「天神TOIRO」など福岡市内を中心に店舗を展開しています。

「“和菓子を世界に”という思いのもと、もらってうれしい贈って楽しい和菓子作りをめざしています」と山田さん。その言葉の通り、パッケージや彩りなど目を引く商品が店頭に並んでいます。

看板商品は「ご褒美だんご(瓶)」(各780円、mini 各380円)。国産の素材にこだわって作られた団子が瓶のなかにすっぽりと入った、見た目も楽しい一品です。ラムネやずんだ、さくらなどさまざまな種類がありますが、一番人気はきな粉がたっぷり入ったみたらしです。

5月には、瓶入りわらび餅「わらびん」(写真左 780円)と缶入りの「わらびかん」(写真右680円)、「わらび串」(写真手前 1本100円)が野間本店限定で新登場。本わらび粉を使ったもちもち食感のわらび餅を楽しめます。また、瓶入りや缶入りはわらび餅の周りのジュレを炭酸で割って飲むのもおすすめです。

贈り物だけでなく、気軽に食べたい方向けの「カップ団子」(各140円)も販売。団子は全100種ほどあり、そのなかから季節などに合わせてさまざまな種類が並びます。

限定商品のほか、店頭での焼きたてみたらし団子の販売やドリンクサービスなど、野間本店だけのお楽しみもあるので、ぜひ足を運んでみてください。

●Hakata//yamadaya 野間本店(ハカタ ヤマダヤ のまほんてん)

住所:福岡市南区野間1-10-7
電話:092-555-9258
営業:10:00~19:00
定休日:日曜
アクセス:西鉄天神大牟田線「高宮」駅より徒歩5分
ホームページ: https://hakatayamadaya.com/
Instagram: @hakatayamadaya

暴食の果実

老舗の餅店が繰り広げる和菓子の新しい世界

餅やだんご、大福などの餅菓子を中心とする和菓子を製造するうきは市「石橋餅加工所」。創業から50年余り卸業を中心としていましたが、2021年にカフェ営業や小売りを開始しました。2022年3月には、うきは市吉井町の白壁通りに「暴食の果実」をオープン。だんごや大福、フルーツ大福などをテイクアウトやイートインで楽しむことができます。

こちらのお店を手掛けるのは4代目となる石橋英哲さん。カナダに留学をしていた際、世界には日本の文化に興味をもつ人が多いことに気づき、和菓子の魅力ももっと広めたいという思いから、店舗を始めることを決意。「若い世代の和菓子離れというのはずっと言われていますし、私自身も感じています。だったら、若い方に興味をもってもらえるような和菓子を作ればいいのではないかと考えました」と石橋さんは語ります。

店頭に並ぶのは団子やうきは産を中心とする果物を使ったフルーツ大福、そしてさまざまな味わいを楽しめるオリジナル大福。見た目にも華やかなものや、ほかでは見かけない素材を使ったものがあり、興味を引かれます。季節によって種類が変わるので、訪れるたびに楽しみがありますね。

どの商品も店内でのイートインが可能です(要ワンドリンク注文)。取材時は「団子3種」(220円)、「レモン大福」(308円)、「桃大福」(407円)、「うきは産プレミアム緑茶」(330円)を注文しました。だんごも大福も「石橋餅加工所」で作られていて、素材もこだわりのものばかり。だんごは独自の配合により、一般的なものに比べて噛み応えのある食感に仕上げています。この日の3色あんはきな粉、こしあん、抹茶でしたが日によって替わります。大福には、佐賀県産の「ひよくもち米」を100%使用。餅ならではの香りとなめらかな食感を楽しめます。白あんに細かいレモンを練りこんだ爽やかな「レモン大福」は夏にぴったりの味わいでした。

大きくカットした果物がのるフルーツ大福は添えられた糸でカットしていただきます。これからの季節は写真の「桃大福」のほか、シャインマスカットなどうきは産のフルーツを使った大福が充実する予定です。

「贈り物としてよろこばれる商品を、ということはいつも意識しています」と石橋さん。ギフト用の桐箱(440円)も特別感があっていいですね。うきは市のおみやげに、老舗の技と新しい感覚が融合した和菓子を選んでみてはいかがでしょうか。

●暴食の果実

住所:うきは市吉井町1305-3
電話:0943-75-5507
営業:11:00~18:00
定休日:木曜
アクセス:西鉄バス「吉井中町」バス停すぐ
ホームページ: https://www.ishibashimochi.jp/
Instagram: @bousyoku_kazitsu

※記載している情報は2022年6月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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