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手みやげにいかが? おしゃれな和のおやつ

手みやげにいかが? おしゃれな和のおやつ

集まりごとや挨拶の機会が多くなる12月や1月は、手みやげを選ぶことが増えますね。そんな時には、贈って楽しくもらってうれしいおしゃれな手みやげを選びませんか。なかでも寒い時期に食べたくなる和のおやつから3店舗を紹介します。

御菓子TUGI

ギャラリーのような空間に創作和菓子が並ぶ

白金にある「御菓子TUGI」は、オーナーの二人が大好きなあんこを主役にした和菓子店です。

「若い人にもケーキと同じような感覚で和菓子に親しんでもらいたい」という思いから、店内はまるでギャラリーのようにスタイリッシュ。細部までこだわったデザイン性の高さが幅広い世代の人を惹きつけています。あんこ好きは女性が多い?と思いきや、男性も多いのだそうです。取材時も若い男性が楽しそうにお菓子を選んでいました。

カウンターに並ぶ和菓子はアートピースのようにディスプレイ。おはぎ、生菓子、最中、まんじゅう、焼菓子などを販売し、いずれも売切れ次第終了となります。平日は15~16時頃、休日は14時頃には完売することが多いので、取り置き予約(11時から電話受付)がおすすめです。

野菜や果物など旬の素材を生かした季節の生菓子は、その時期にしか味わうことができない特に人気の品。12月はクリスマスモチーフのものが登場する予定です。

オーソドックスなものだけではなく、アレンジがきいた和菓子を楽しめるのが「TUGI」の魅力です。こちらは定番商品の「くろ」と「しろ」(各380円)。「くろ」は、ココナッツフィリングをまとったこしあんの中に生チョコやクルミ、レーズンが入った味わいも食感も楽しいお菓子。あんことチョコレート、異なる二つの甘さの融合は甘いもの好きにはたまりません。「しろ」はレモンあんをカルダモンあんで包み、けしの実をまぶした一品。爽やかな味わいが口の中に広がります。どちらもここでしか出会うことのできないオリジナリティあふれる和菓子です。

おはぎ「つぶ」、「きなこ」(各200円)、「しょうが」(220円)。あんこは北海道十勝産の小豆を炊いたもの。「つぶ」の中にはうるち米ともち米のほかに黒米が入っていて、プチプチとした食感を楽しめます。めずらしい生姜のおはぎは、生姜蜜を混ぜたうるち米ともち米を白あんで包んでいます。生姜は宮崎県産、もち米や黒米は佐賀県産など、どのお菓子にもなるべく九州の素材を使用するようにしているのだそうです。おはぎはこのほかに、「こし」「ラム」があります。

「最中TUGI」(200円)と「ラム虎」(220円)。来年の干支・虎の形の最中には、ラム酒あんが入っています。年末年始の手みやげにもぴったりですね。

薄紙にリボンを巻いた可憐な羊羹は、約1カ月日持ちするのでおみやげにも。波照間産黒糖を使った「純黒~じゅんくろ~」と国産ラベンダーの香りと焦がしキャラメリゼの相性がいい「焦がしCARAMELIZE~LAVENDER~」(MINIサイズ 各700円)の2種があります。

お菓子の箱には一枝の植物が添えられています。これは「菓子を食べるひととき、ちょっといい気分で過ごせるように」という思いが込められたうれしい心遣いです。TUGIのTをモチーフにしたショップカードやショッパーも素敵です。

●御菓子TUGI(おかし つぎ)

住所:福岡市中央区白金1-10-15
電話:092-521-3833
営業: 12:00~売り切れ次第閉店
定休日:火・水曜
アクセス:西鉄天神大牟田線「薬院」駅より徒歩7分、「西鉄平尾」駅より徒歩8分
Instagram: @okashi_tugi

ひつじや

人気店が手がける普段使いの和菓子

宇美町・宇美八幡宮の境内に店を構える和菓子店「季(とき)のせ」の姉妹店として、2021年3月にオープンした「ひつじや」。「季のせ」は上生菓子や主菓子など伝統的な和菓子を中心としていますが、「ひつじや」は“大人が楽しめる駄菓子”をテーマに、和菓子と和菓子店が手がける駄菓子を販売しています。

大橋駅から徒歩10分ほどのみやけ通り沿いに位置しています。羊毛を思わせる暖簾がかわいいですね。店名は、おやつの語源になったといわれる昔の時間の数え方、“未の刻”に由来します。

白と木のすっきりとした店内にさまざまな和菓子が並びます。テイクアウトのソフトクリーム3種も通年販売し、店外にはソフトクリームを食べられるベンチを設置しています。

こちらは昔懐かしいディスプレイの駄菓子コーナー。松風やきんつば、そばぼうろなどのお菓子がずらり。1個52円からと手軽な価格です。

もこもこの羊毛を綿あめで表現した「WOOL」(173円)は、つい手に取りたくなるかわいらしさ。ついで買いが多いというのも納得です。そのほかに、福岡発の文具・雑貨メーカー「HIGHTIDE」のストレージコンテナに3種(小豆、ソーダ、抹茶)の“羊(ひつじ)かん”が入った「Storage Container for 羊かん」(1,729円)や、コーヒーロースター「manu coffee」とコラボレーションしたコーヒー羊かんなども販売しています。

「二笑(にしょう)」(2個入り 437円)は、大福「阿の餅」と白餡が入った饅頭「吽の饅頭」のセット。赤い箱に入り、縁起のいい名前のお菓子は手みやげに最適です。4個入り(772円)や8個入り(1,420円)もあります。

塩豆大福やどら焼き(各194円)も気軽な手みやげにぴったり。柔らかい餅に包まれた大福やもちふわ食感のどら焼きは多くの人に好まれそうです。いずれも店舗2階の工房で「季のせ」出身の職人が作っています。季節の大福もあり、12月からは練乳ミルク餡のいちご大福が登場する予定です。

ポップでキュートな羊羹「あんみつ」や「フルーツポンチ」(各2,800円)は特別な贈り物に。パッケージのイラストはファッション誌をはじめ、さまざまな媒体で活躍する長嶋五郎さんが手がけています。

お菓子が入る箱や手提げ袋には羊のロゴが。この箱に大福やどら焼きが並んでいるギャップがいいですね。

●ひつじや

住所:福岡市南区大橋3-26-8
電話:092-408-6010
営業: 10:00~18:00
定休日:不定
アクセス:西鉄天神大牟田線「大橋」駅より徒歩10分、西鉄バス「地禄神社」バス停すぐ
ホームページ: https://hitsuji8.com/
Instagram: @hitsujiya__

甘味ya-tsu

お母さん手作りの味に心が和む

西鉄久留米駅から歩いて約15分、小頭町公園前に2021年2月にオープンした「甘味ya-tsu(ヤーツ)」は、自家製のあんこと白玉を使ったおやつを販売する和菓子店です。

白玉のおさげがかわいい女の子のイラストが目印です。隣にある美容室のオーナーがこの場所を引き継ぐことになった時に、あんこを炊いたりおはぎを作ったりするのが好きで「いつかお店を開きたい」と語っていたお母さんの夢を実現し、心と体にやさしく懐かしい味を届ける場所にしたいと思い、お店を開いたのだそうです。

おしゃれな店内でテイクアウト用の和菓子を販売。種類豊富なあんみつ、おはぎ、白玉ぜんざいなどがメニューに並びます。いまの季節は白玉入りの「ホットぜんざい」(350円)も。テイクアウトカップ入りなので、目の前の公園で休憩する時にぴったりです。

食べる前から歓声が上がりそうなあんみつ。定番の抹茶あんみつ(470円)のほか、取材時は季節の素材を使った「あまおうのあんみつ」(680円)や、「柿のあんみつ」、「お芋とクリームチーズ」(各480円)などがありました。北海道産小豆をはじめ、小豆や白玉粉は特級品を厳選。あんこ、白玉、寒天など全てをお母さんが手作りしています。

季節限定の「あまおうのあんみつ」は、大木町の農家から仕入れる朝摘みあまおうを使用。小豆の香り高いあんことふんわりと柔らかな白玉、そして甘酸っぱいあまおうの組み合わせは至福の一言です。下には寒天のほか、キウイやパイナップルなどフレッシュなフルーツも入っていて、ボリュームがありながらさっぱりと味わうことができます。

かわいい引出式の箱に入った「おはぎ 5個入り」(750円)。粒あん、きなこ、黒胡麻の3種があり、いずれも小ぶりかつ甘さ控えめで、つい「もうひとつ」と手が伸びます。3個入り(450円)もあります。

まるでケーキが入っていそうなテイクアウトのボックス(+50円~)も。素敵な手みやげを持って行けば、ますます話に花が咲きそうですね。

●甘味ya-tsu(かんみ ヤーツ)

住所:久留米市小頭町5-11 1F 1号
電話:080-8916-0099
営業:11:00~16:00 ※売り切れ次第閉店
定休日:土・日・月曜、祝日 ※定休日に営業する場合は、Instagramで案内
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米」駅より徒歩15分、西鉄バス「六ツ門口」バス停より徒歩4分
Instagram: @kanmi_ya_tsu

※記載している情報は2021年12月のものです。営業時間や定休日、価格は変更になる可能性があります。価格は特別な記載がない限り、税込みで表記しています。

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