運行状況

JR九州と西鉄の観光列車が夢のコラボ! 5

ツアーの見どころ

―A列車で提供されるお弁当も、ご一緒に検討されているとは、本当に驚きました。協力・連携の賜物ですね。それでは、最後に見どころを教えてください。


鯉谷:まずは、それぞれの車両を楽しんでいただきたいと思います。
若く華やいだ、明るいイメージの「レールキッチン」さんと、落ち着いた大人の感じで、レトロなイメージの「A列車」がうまく対比になるかなと思います。あとは車内のお料理、「A列車」で供される「新みなと」さまのお料理は、さすが大牟田の老舗料亭というお味です。有明海の特産品を選んでいただいていますので、それもおすすめです。


小宮:レールキッチンでは、ドリンクとプティフルが今回のツアーオリジナルです。また、沿線である筑後の食材を使っていますが、こちらは洋風のお料理です。和食のA列車とは、同じ地域の食材を違っていても違ったテイストで対比を楽しんでいただけます。


若く華やいだイメージの「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
落ち着いた大人の雰囲気を演出する「A列車で行こう」

鯉谷:さらに大牟田では、炭都大牟田をテーマにご案内します。最初に石炭産業科学館で三池炭鉱の歴史を学んでいただき、その上で宮原坑と炭鉱電車を見学していただきます。
三井化学さんでは貴重な炭鉱電車を間近で見るだけではなく、運転室に上がることもできます。これも、ここだけの貴重な機会です。


小宮:駅舎も木造の2階建てで味わいがあっておもしろいんですよね。貨物の駅だからいつもと違ってそれもおもしろいポイントです。


鯉谷:大牟田の近代化遺産は世界遺産に登録されていますが、長崎の軍艦島などに比べてあまり認知されていないように感じます。今回のツアーに組み込むことで、
皆様に大牟田の魅力を知っていただける機会になれば、西鉄とJRが一緒になって、大牟田を盛り上げて行こうという第一歩になればと思います。

三池炭鉱の歴史を学べる大牟田市石炭産業科学館
年間40~50万トンの石炭を産出した宮原坑

以上、前編をお届けしました。お楽しみいただけましたでしょうか?
社の垣根を越えて、ひとつのチームとして連携して進めていく様子が非常に印象的でした。

今回ご紹介したツアーは、いよいよ9月10日に催行されます。また当日の様子などもご紹介いたしますので、ご覧ください。
また、今後の展望についてもお話しいただく予定です。お楽しみに!

観光列車について

特急A列車で行こう

THE RAIL KITCHEN CHIKUGO